まいにちきろくノート

まいにちきろくノート

気になったことをきろくしていきます。

「無量大数は10の68乗なんだヨ」4歳男児、"あそべる算数"にくびったけです。

こんにちは。

4歳の息子とワイワイやってる「とまと」と申します。

息子がめっちゃ楽しそうです。

 

もくじ

 

無量大数は10の68乗なんだヨ」

f:id:tmt_krk:20240810145106j:image

 

発売月に書店で惚れ込み、即購入したこちらの本↓

息子がドハマってます。

 

先日は指数のページを開いて、息子の大好きな「大きな数」の指数版表記を真剣に書き写していました。

「これが那由多、那由多は10の60乗なんだヨ」

書き終わったあとは、私にひとつずつ説明。

f:id:tmt_krk:20240810145441j:image

「このテンテンテンはね?ここで終わりーってことじゃなくて、ここにも数字が続いてますよーって、ことなんだヨ」

三点リーダーの前と後ろにしっかり読点を書き込んでいるさまを見て、本物だなって思いました。笑

こう、芯に迫る感じで、ふかーく、数字が好きなんだなあ、と。

 

そして説明の仕方が私に似ている。

テンポと間の取り方が完璧。

最近、手の動きも完コピしている。

着々と私二世が出来上がってきている…!

 

それからこの日、もうひとつ、息子の関心を強く惹きつけたページがありました。

それが、九九の表のページ!

f:id:tmt_krk:20240810150502j:image

九九の表において、ある数字を4倍した数と、その上下左右の数字を全て足した数を比べると、どうなる?みたいな話が書いてあって。

息子、フ、フオー!!!って大興奮してました。笑

息子「やってみるヨ!!!!64で!!!!!」

私「いやなんでだよ!」

 

私「もっと小さい数字でやったら??」

息子「いやだヨ!大きいのがいいんだヨ!64!!!64にするよ!!!!64かける4なんだヨ!!!!」

私「そんなに言うなら、もう止めはせんけども…」

息子「…64かける4なんて出来ないんだヨ(急に冷静になる)」

私「64を4回足したらいいやん」

息子「そっかあ〜!!!」

その後、

「64たす64が128だからあ〜、128たす128でえ〜、あ、256かあ〜!!!」

f:id:tmt_krk:20240810151602j:image

64×4を足し算の暗算で導く4歳、面白い。

 

九九の暗唱を教えないことによって、なんでもかんでも足し算でゴリ押すモンスターが出来上がってきている。

いい、いいぞ、このまま進め、息子よ。

君の進む道は大変面白い。

 

いつのまにか分数を理解していた息子

算数図鑑を読んで分数という存在を知ってから、ことあるごとに会話の中に分数をねじ込んできていた息子。

でもそれは、毎回めちゃくちゃなものでした。

息子「もうこんなに食べたからー、息子の食パンは5分の2になっちゃったんだヨ」

私「いや全然やないか。どう見てもまだ5分の4残ってるよ。5分の2っていうのは、5個に分けた2つ分だから、これくらいになったら言えるよ。今はまだ5分の4だよ」

息子「そっかー!」

 

またある日は。

息子「息子はもうごはんを3分の4食べちゃったんだヨ!」

私「いやどういうこと!3分の4って、それもう3分の3超えちゃってるやん!1超えちゃってるやん!まだめっちゃ残ってますがなー!まだ3分の2くらいしか食べてませんがなー!」

息子「あはは、そっかー!」

 

そんなことを頻繁にやりとりしていたら、ある晩の食卓にて。

買ってきたお惣菜を見て、

息子「これ、どれくらい食べるー?息子が2分の1でー、お父さんが4分の1、お母さんが4分の1かなあー」

なんかめっちゃわかっとる!!!

ほんで自分の取り分を多くしようとしている!!!!!

 

賢い、そしてずる賢い…!

この日のゴボウサラダは息子の言う通りに取り分けましたが、後日フルーツで同じ配分を主張してきた時には夫に「息子、3分の1ずつや、冷静に考えろ」って止められてました。笑

 

おまけPhoto

f:id:tmt_krk:20240810154930j:image

 

8×4に注目して、32の上下左右4つの数字を足してますね。

f:id:tmt_krk:20240811074125j:image

 

24+28の答えを自分なりにメモしているのを見て、うわあ、面白いなーって思いました。

f:id:tmt_krk:20240811074134j:image

 

人って別に誰に言われなくとも、必要とあらば自ら進んでこういうメモをとるんだなと。

f:id:tmt_krk:20240811074150j:image

 

中学受験の塾で、散々、「頭の中で全部やろうとすると、問題のレベルが上がってきたときに無理が出てくるぞ!自分を助けるために、どこまでどんな計算をしたのか残しながら解き進める癖をつけろ!何もメモせずに解けるのなんて、簡単な問題だけ!難しい問題は、情報処理能力も求められるよ!!!」なんて話をして、こういうメモをとれ、こんなところに線を引け、なんてコンコンと言っていたけど、

そうか、人は自分にとって本当に必要だと思えば、たとえ4歳の幼児であってもメモをとるんだな…

なんか、鳥肌が立ちました。

 

受験塾は受け入れた生徒たちを突貫工事で鍛えていくけど、こういう工夫って別に塾で突貫工事的に身につけなくても、どこかで習得することってできるんだよね、って。

もちろん、これまで見てきた生徒たちの中にもすでにその能力を身につけている子どもたちはたくさんいたんですけど、私がやってきたのはゼロの子にイチを足したり、ジュウの子にさらに技術を加えることで、こうやって工夫が自然発生する場面をゆったりと見守ることって、これまで私の仕事柄、まずなくて。

しみじみと、深い感動を味わいました。笑

これはこれで、横で見ていてめちゃくちゃ楽しいなあ。

 

おわりに

形式に囚われずに数を楽しめるのは、今だけかなって思います。

学校だと、2桁や3桁の数は筆算しよう!ってすぐなっちゃうけど、そこを位ごとに数を分解して足し算してみる。

128+128は、100+100+20+20+8+8

 

かけ算は、九九を覚えて使うのではなくて、仕組みを理解して足し算で対応する。

息子「ナンバーブロックスはイギリスだから、かけ算の順番が日本とは違うよねぇー」

ナンバーブロックス最近全然見てないけど、私と息子が車に乗るときはいつも「ナンバーブロックスかけて!!!」と言われてかけ算ソングをかけているので、それでまだ身近な存在なんだと思います。

 

いやあ、数で遊べるって今だけの特権だな。

楽しいなあ、息子よ!!!

 

▽倍々算は彼のオハコ▽

tmt-krk.hatenablog.com

64+64や128+128の計算速度が異様に速いのは、これらが彼が年少のころから愛する倍々算に出てくるから。

息子が分数好きだと知ったママ友が、ハンカチを半分に折って「これは何分の1でしょう?」って問題出してくれてたんですけど、めっちゃキラキラしながらズバズバ答えてました。

いや、法則わかってるんかーい。

 

ちなみに彼は「四角になる数(ブロックを使って上手く並べると、正方形を作れる数=平方数)」として、1、4、9、16、25、…あたりも好きです。

「ナンバーブロックスで出てきたね〜」って言ってました。

 

▽算数図鑑を買ったのは3歳7ヶ月▽

tmt-krk.hatenablog.com

年少の夏、算数図鑑の夏!

 

▽図形図鑑を買ったのは3歳0ヶ月▽

tmt-krk.hatenablog.com

入園前の冬ですね。

まだしまじろうやってるころ。

懐かしいー!