まいにちきろくノート

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気になったことをきろくしていきます。

【とまと塾】小3向け新単元「人体①消化器官」を初実施!受講開始からもうすぐ1年。生徒さんたちの成長が眩しいです。

こんにちは。

低学年向け中学受験準備講座「とまと塾」をオンラインでやっている「とまと」と申します。

小3向けの新しい単元、「人体①消化器官」を初実施しました〜!

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(写真は宿題添削の一部)

 

もくじ

 

小3向け新単元「人体①消化器官」

この夏、小学3年生に向けて、人体分野の授業を行います!

番号を振っていることからも分かる通り、私が予定している人体の授業は全部で3セット。

  1. 人体①消化器官(胃やら大腸やら)
  2. 人体②呼吸器官(肺やら気管やら)
  3. 人体③循環器官(心臓やら血管やら)

今回はこのうちの1番目、消化器官の授業を実施しました。

 

もともと人の体の単元はオンラインでいつかやりたいな〜作りたいな〜と思っていたところで、去年の秋にこんなことをつぶやいていました。

あ、そうそう、私のオンライン授業を受けてくださったぴっきーさんが、

「星座回こそ、とまと先生の真骨頂」

と嬉しい言葉を贈ってくれましたが、私の真の真骨頂(頭痛が痛い)は、人体なんですよ。

私の授業を受けた生徒は全員、人体が大好きでした。

ノートの端っこに肝臓のイラストを書く子多数、

受験当日、心を落ち着かせるために心臓の歌(注)を歌い出す子多数でした。

注:とまと作のオリジナルソング。心臓の部屋の名前、血管の名前、肺の位置、血液の流れが全て覚えられる最強の歌。

tmt-krk.hatenablog.com

 

で、そしたら、「ぜひ受けてみたい!」とご連絡をいただきまして。

でも、この単元はある程度、使える漢字が増えたタイミングでやる方がいいだろうから、3年生の夏か秋あたりにやりましょうってお話をしていたのです。

 

ということで、土曜日は待ちに待った人体の授業!でした!

 

授業のねらい

今回は、「聞き馴染みのない言葉がたくさん出てくる人体の単元を、好きになり、身近に感じるようになる」が授業のねらいです。

 

私自身、子供のときは人体の単元が大っ嫌いでした。

「はい、これ、〇〇ね。これは△△。はい、次回までに覚えて。テストするからね」

塾の先生がそう言ったとき、心の中で

そんな簡単に覚えられたら苦労せんのやーーー!!!!

覚えるもん多すぎるやろ!

ふざけるな!!!

覚えろって簡単に言うんじゃねええええええ!!!!!!!

って、めちゃくちゃ憤ってました。

羅列型の授業をする先生って面白くないですよね〜

でも新卒のとき、上司がそのタイプの先生でね〜

「語呂とかキライ。覚えるもんは覚えるだけ。説明したあとは、覚えろって言って終わり」

って言っててね。

お主、正気か…!?!?!?って思いましたね。

 

まあ、語呂を使いすぎるのはどうなんだろうっていうのは私も思うところなんですけどね。

理科は漢字の意味を理解しながら覚えていけば、「暗記」じゃなくて「理解」で乗り越えられるところがかなりあるので。

語呂を使うのは、どうしようもないときくらいかな。

アブラナ科の植物を何個も覚えないといけないときとかね。

あんなもんに法則性なんぞないし、子どもたちは畑に植ってるアブラナ科の植物に馴染みがないから理解で乗り切るのは無理だしね。

 

さて。

私が集団塾に勤めていたとき、毎回の授業で一貫して意識していたのは、「授業終了後、生徒がすぐに宿題に取り掛かったとき、鉛筆がスラスラ動くような授業をする」だったんです。

覚えなければならないものがあるなら、授業の中で覚えさせる。

耳で聞かせ、声を出させ、繰り返し、体に叩き込む。

あまりに量が多く覚えにくいものは、コント(また名を小劇場)をやったり、替え歌を作ったり、必ず何かしらの工夫する。

そうやって、授業後に生徒に余分な苦労をさせないように努めてきました。

でも!塾の先生って、基本そうじゃないから!!!!

そして学校の先生って、もっともっと、そうじゃないから。

 

なので、とまと塾で行う人体の授業では、羅列型の塾の授業で大量の言葉を浴びせられたときに、「あ、これ、とまと先生とやったやつやん。楽しかったやつやん!!!」って思ってもらえるような授業を行います。

つまり、今回はどちらかというと「先取り」という立ち位置の単元ですね。

星座回と同じ感じです。

 

人体は、「勉強というレールを逸れずに全力でおふざけができる」最高の単元なんですよ。

おふざけをすればするほど、その内容が頭にしっかりと記憶され、そしてそれがテストに出まくるっていう。

ふざけるのが大好きな私と最高に相性がいい単元です!!!

 

実際、めちゃくちゃ楽しかったですよ〜!

以下、生徒さんの様子を記録しますね〜!

 

授業の様子

今回受けてくれたのは、どちらも去年の夏からとまと塾の授業を受け続けてくれている生徒さんです。

もうすぐ1年のお付き合いになる生徒さん。

つまり、「とまと」という珍獣に、かなり慣れてきた生徒さんってことです…!

2人とも、開始直後からすぐに授業の世界にのめり込んでくれました。

スイッチの切り替えがとても上手くなったなあと思いましたし、覚えるのが上手くなったなあとも思いました。

成長を感じます…!!!

 

小3男子「テレビで聞いたことある!」

「知ってる!聞いたことある!」

「え、すごい、なんで知ってるの!?図鑑とかで見たことあるの?」

「ううん!テレビで聞いたことある!!!」

その働きや形、体の中での位置などはまだ知らなかったようですが、名前はほとんど既に知っていました。

驚き〜!

 

授業開始直後からずっとニコニコ楽しそうに受けてくれていて、ありがたいな〜もっともっと楽しませるからね〜!と思いながら授業してたんですが、そもそもどうやら開始前からかなり楽しみにしてくれていたようです。

授業後、保護者さまから教えていただきました。

「授業をすごく楽しみにしてたようです!」

「あっそうなんですね!?勉強が楽しみなんてすごい〜!理科が好きになってるんですね〜!」

「いや、理科がというよりは、とまと先生の授業が楽しみだったみたいです!」

めっちゃ嬉しいやつや。

 

そしてこれ、私が嬉しいだけじゃなくて、生徒さんにも最高にいい影響がありますからね。

好きな先生の話すことって、すごく頭に残りやすかったりしませんか?

自分が好意を抱いている人の話って、不思議とすーっと頭に入って来ますよね。

その対象が先生であれば、学力向上にとても大きな効果を発揮するということ!!!!!

いい、いいぞ〜!!!

 

元々臓器の名前をよく知っていたので授業はサクサク進み、最後は生徒さんに合わせて追加のクイズを実施したりしました。

その日に習った内容をヒントに、頭を使って考え、答えるクイズです。

 

去年の夏ごろに行った初回授業前の聞き取りでは「理由を深く考えることが苦手」という話が出ていたこちらの生徒さんですが、

最後のクイズでは理由をドンピシャに答え、正しい答えにしっかり辿り着くことができていました!!!!

深く考えるの、上手くなったねえ〜!!!!

 

「今のは中学受験の入試にも出てくる難しい話だったんだよ」と伝えると、とっても嬉しそうな表情を浮かべる生徒さん。

1年でとんでもなく成長したなーと思います。

「考える」ことへのハードルが、明らかに低くなったなと感じます。

これからがさらに楽しみです!

 

小3女子「えっもう終わる時間?」

「〇〇ちゃんがさー、地震とかで家の下敷きとかになったときにさ、ご飯が食べられないからお腹空いたーって、なるやん?そうしたら、ポン…と肩を叩く臓器があらわれるわけよ。

『〇〇…おれ、いざというときのために、栄養分蓄えておいたんだ…これ、食えよ…』

きゃー!イケメン〜!!!」

「でも先生、栄養分吸収してるのは小腸だから、すごいのは小腸じゃない?」

「まあそれはそうやな。なんて冷静な切り返しなんだ。でもさ、小腸は吸収してるだけなのよ。蓄えてはくれないわけよ。〇〇ちゃんのために、いざというときに栄養分を蓄えてくれてるのは彼なわけよ。イケメンじゃない?」

「すごいとは思うけど、イケメンとは思わない」

生徒さん、お母さま、私で大爆笑。

めっちゃくちゃ盛り上がりました。

 

元々、授業の中でたくさん質問をしてくれる生徒さんでしたが、今回はその質問の精度がかなり上がって来ているなという印象を受けました。

去年は本題とズレた質問もちらほらあって、会話のやり取りの中でこちらがさりげなくレールに引き戻す場面が何度かあったんですが、今回は一度もそういうことがなかったです。

今回してくれた質問には思わず「うわ!すごくいい質問!最高!!!いいところに疑問を持ったねえ〜!」と褒めちぎってしまったほど。

「消化しても小さな粒になれなかった食べ物は、そのあとどうなるんですか?」

この質問には痺れましたね〜!

「うちにトウモロコシ大好きな3歳の男の子がいるんやけど、ご飯はしっかりもぐもぐしてから食べなさ〜いって言ってるのに、まあ丸飲みしちゃうことが多いんよね。そしたら数日後、見事にトウモロコシの粒入りうんちが出てくるのよ(うんちの絵を描きながら説明)黄色の粒まみれのうんち、見た目微妙だよ〜」

生徒さん、大爆笑。

 

この日の授業は特に面白かったらしく、

「さて、時間になったし号令かけて終わろっか」と声をかけると

「えっもう!?」とびっくりして時計を確認されていました。

ふふふ、40分があっという間に感じたなら、それはとまと先生の授業にかなり慣れてきたってことですよ〜!

集団塾に勤めてたときに4年生や5年生から言われてた、

「えっもう終わり!?先生の授業やったら何時間でも受けられるわ!先生!もっと授業していいで!!!!」

のセリフを思い出します。

6年生になるとね、恥ずかしがって言ってくれなくなるんですけどね。笑

懐かしい気持ちになりました。

 

おわりに

覚えざるをえないものってのが、どうしてもあります。

どうせ覚えるなら、楽しく、笑いながら、覚えたいですよね。

 

次も、盛り上がって行くぞー!