まいにちきろくノート

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気になったことをきろくしていきます。

【とまと塾】新しい単元「せきつい動物」ができました。受けてくれたのは勉強に後ろ向きだった小2の女の子です。

こんにちは。

低学年向け中学受験準備講座「とまと塾」をオンラインでやっている「とまと」と申します。

今日は新単元「せきつい動物」の授業を記録します!

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もくじ

 

「小2夏より前に受けられる授業がほしい」とのご要望を受けて、「せきつい動物」の単元は生まれました

これまで「とまと塾」で最も早く受けられる授業は「小2の夏」からのものでした。

ただ今年は夏の受講開始に向けて2月の早い段階で顔合わせをしてくださった小1の生徒さん&そのご家族がいらっしゃいまして、その生徒さんが嬉しいことに「もっと早く受けたい、お願いして!」と言ってくださったそうで。

それなら、もともと近いうちに作成予定だった「せきつい動物」の単元を、小2の夏より少し早いタイミングで受けられるように準備しよう!と考えたのです。

 

ということで、これからは「せきつい動物」が新しく受講可能な単元として追加されました。

気になる方はこれより下の報告をお読みいただき、公式LINEアカウントよりお申し込みいただけたらと思います!

▽お申し込みフォームの授業一覧▽

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だいぶ増えてきましたね!

 

「せきつい動物」の単元で目指すもの

大手集団塾で「せきつい動物」の授業をしていて感じたのが、「子供たちはそもそも動物の姿形をほとんどわかっていない」ということ。

サメもクジラも海にいるというざっくりとしたイメージしかないからまとめて魚類だと思い込んでいるし、ペンギンの体は羽毛なんかなくてツルツルしてると思い込んでいるし、コウモリは顔にモザイクがかかった状態でしか思い浮かべることができない。

でも塾の授業は濃密でペースも早いので、出てくる生き物ひとつひとつを写真で丁寧に確認する暇なんて全くないんですよね。

その結果何が起こるかというと、「文字と文字を一致させて丸暗記する」という現象が起きます。

動物の姿形はイメージできないけど、「サメ」という文字が出たら、「魚類」と答える、といった感じですね。

でもそうすると、パターン化された基礎の問題なら対処できても、応用された少し難しい問題が出てくると、途端にどう考えたらいいかわからなくなると思うんです。

 

だから今回の単元では、

  • せきつい動物の単元で出てくる生き物の姿形と名前を一致させ、動物それぞれの認識をより深いものにする
  • せきつい動物の分類について、小2時点で理解可能な部分を押さえ、生き物の姿形を見ただけでその分類ができるようになる

この2つを目標にしました。

特に2つ目は塾では時間の関係で出来ないことが多いところなので、「中学受験の下準備」に持ってこいだと思います。

小学生に、イヌやネコって何類かな?って聞いても、意外と返事はすぐには返って来ないんですよ。

問題集に出てきた生き物を文字情報として丸暗記してるだけから、応用が全く効かないんですね。

基礎の単元テストならそれでもいいんですが、ゆくゆく発展的な問題まで解けるようになりたいなら、もう少し深く理解しておきたいところです。

ちなみに、「せきつい動物」は公立小学校や公立中学校でも出題されるところですので、高校受験しか考えてないよー!な方にも楽しんでいただけると思いますよ。

 

せきつい動物の単元では、

  • 水中で過ごすのか、陸上で過ごすのか
  • エラ呼吸か、肺呼吸か
  • 卵生か、胎生か
  • 卵生なら、卵に殻はあるのか、ないのか
  • 変温動物なのか、恒温動物なのか
  • 体は何で覆われているのか

あたりが細かく聞かれます。

今回は小2ということもありあまり堅い言葉は使いたくなかったので、なるべく身近で柔らかい言葉を選び、小さなお子さんでも理解しやすいような言い回しを心がけました。

 

保護者さまの感想文

今回の生徒さんは「せきつい動物」が初授業の初めての生徒さん(小2女子)でした。

本当は小2春からの受講を希望されていたのですが、私が5月末まで待ったほうがいいとお話をしまして。

進級のタイミングは環境が大きく変わって疲れやすい時期であること、GW後は連休明けで体調を崩す子が多いことをお伝えし、5月下旬までお待ちいただくようお願いしたのです。

 

そして2月の顔合わせから早数ヶ月。

先週、やっと授業実施と相成ったのでした!

 

今回も保護者さまからありがたい感想文をいただきましたので、以下、掲載させていただきます。

お忙しい中、本当にありがとうございます…!!!!!

 

以前から気になっており、早く受講できるのを親子共々楽しみにしていました。私は早く「勉強は楽しいものだ」と知ってほしいと焦ってもいました。

小2の春から受けたかったのですが、小1から小2になる不安でそわそわ、その後もなかなか生活に慣れず疲れ果てていて、先生のおっしゃるように機が熟すのを待ってよかったです。小学生の生態を理解していらっしゃいますね。

学校の授業はわかってても先に進めなくて暇で嫌だなって言ってたけど、今日はあなたのためだけの授業だから、知ってるってことは言ってもいいし、逆に聞き取れなかったら何度でも聞き返していいんだよ!と伝えたら、嬉しそうにしていました。
常に対話があるのが暇にならずによかったのだと思います。また、間違いを恐れず答えているのは意外でした。自信のある時だけ行動に起こす子なので、こんな面があるのかとびっくりしました。先生のお声かけのおかげで、間違えてもイライラしたりしょげたりする隙がなさそうでした。
あとで「今日の授業どうだった?」と聞いたときにも「ペンギンは〇〇だから▲▲類って思っちゃったんだけどね、くちばし!くちばしがあれば鳥類だって!」と間違えたところも機嫌良く全力で説明してくれました。
長所を見つけるのが楽しい、と先生は以前ブログに書いていらっしゃいましたが、私も「こんなふうにここを褒めるのか!」と褒めポイントに関する学びが多かったです。楽しみにしている昆虫も、全く興味のない星座も心待ちにしています。

「勉強は楽しい」、感じていただけたのではないでしょうか!!!

 

実は今回の生徒さんに関しては事前に色々と情報をいただいておりまして、

  • 勉強は嫌
  • 簡単な問題は簡単すぎて嫌
  • 難しい問題は面倒だから嫌

など、かなり勉強に対してネガティブな発言が目立っていたんです。

 

顔合わせの前には「勉強って簡単だからめんどくさい、(オンラインの顔合わせは)ママがしゃべってよ」という発言があるなど、もう完全にマイナスからのスタートでした。笑

顔合わせの時は生徒さんと言葉のやりとりがほぼない状態で、授業大丈夫かな、楽しんでくれるかな…と私自身もだいぶ緊張していたのですが、いざ始まってみるとあらびっくり!

とっても前のめりに受けていただけました!

 

生徒さん(小2女子、初授業)の様子

間違えることが嫌いで、間違いを指摘されると機嫌が悪くなる

難しい問題を深く考えるのをめんどくさがる

学校に対して「授業はすぐわかることを長く時間かけてやるからつまらない、なんであんなところに行かせるのよ、嫌だけど通っているんだよ」と言っている

ひどい行き渋りもあった

事前の聞き取りでは、そういう情報をいただいていたのです。

だから「あまりにやる気がなかったら、スタート時期をまた相談させてほしい」とも聞いていて。

なので、

初授業、どうなる!?

勉強の楽しさ、私はちゃんと伝えられるのか…!?

新しい扉、開くことが出来るのか…!?!?

と私自身かなり緊張していました。

いち教師として、今回は大きな山場になると思ったのです。

 

「私には野望があります。勉強がつまらないと思っている子どもたちに、勉強って実はこんなに楽しいんだよ!面白いんだよ!ってことを、伝えたいんです」

そう最終面接で言い放って、人事部長を軽く引かせた私ですからね。

今回はまさに、自分の存在意義を問う場面だと思いましたし、生徒さんが毎日感じている辛さを自分の授業で幾分か和らげてあげることができたら、そんなに嬉しいことはない!とも思ったんです。

 

救いたい!

勉強って楽しいところもあるんだよって、伝えたい!!!!

そんな思いで、授業を始めました。

ら。

予想外にとっても積極的に受けてくれました。笑

あれー!!!聞いてたんと違う!!!!

 

授業のあいさつから、元気いっぱい。

授業のルールも笑って楽しみながら聞いてくれて、そのルールも時間いっぱいしっかり守り切ってくれました。

こちらの問いかけや指示には即座に対応してくれましたし、

私の説明をただ聞くだけじゃなくて頭の中で整理しながら聞いてくれるから、自分ですぐに新しい疑問を生み出すことができて、さらにそれを即私に尋ねることもできていました。

これはまさに、成績をどんどん伸ばしていく子の特徴そのものでした。

 

せきつい動物の単元は、後半がすべてクイズの構成になっています。

間違えたり知らないものがいくつもあっても、生徒さんは機嫌を損ねたり言い淀んだりすることは一切なく、「なるほどー!こういうことなんだー!」と、とにかく「学ぶことを楽しんでいる」様子でした。

聞いてた感じと全然ちがう!笑

 

小学生って、間違えることを異様に嫌う傾向があるんですよね。

バツがつくのはよくないことだ、間違えることは恥ずかしいことだ!と考えている子が多いみたいで。

だから集団塾でもこのオンライン授業でも、初回授業ではどの生徒さんにもみんな、その考え方をほぐしてあげることを特に意識してやってきました。

でも今回の生徒さんは、そんな声掛けがほとんど必要なかったんです。

間違えたことどうこうよりも、どうして違うのか、正しい答えは何なのか、どこに注目したらよかったのか…そこに意識がいっている様子でした。

小学生では本当に珍しいことです。

 

40分間ずっとご機嫌で、とにかく色んなことをたくさん聞いてくれました。

私が書いたイラストをさっと真似てメモしてくれたりもして、「前のめり」「ものすごく積極的」としか言い表せない様子でした。

授業前に聞いていた感じと全く違ったので、この日が特別ご機嫌だったのかな?とも思ったのですが、後からお尋ねしてみたところ、この日はむしろ機嫌が悪い日だったそうです。

 

ということは、このオンラインの一対一個別指導が生徒さんにしっかりハマったと判断していいのでしょうか。

「勉強の楽しさ」「学ぶことの楽しさ」「知ることの楽しさ」を、伝えることができたと思っていいのでしょうか…!!!!!

そうだとしたら、もう本当に心の底から最高に嬉しいです。

 

授業のあと、その日学んだ重要事項をひたすらお母さんに説明してくれていたそうです。

響いている…!!!

授業が響いている…!!!!!

 

これをきっかけに、他のつまらないと感じている勉強についても、少しずつ捉え方が変わっていってくれたらなと思います。

 

次回の授業がまた楽しみだなあ!

 

おまけの記録:小2男子(3回目)の授業後の様子

この日は2コマ連続で授業を行いまして、もうひとつのほうは以前小1で昆虫の授業を受けてくれた男の子の授業でした。

tmt-krk.hatenablog.com

その授業後のお母さまとのやりとりで、とんでもなく嬉しい出来事があったので、ぜひ一部ブログにも引用させてください。

授業が終わったとたん、自分から宿題のプリントを取って、大急ぎで始めたのには驚きました笑

すごい、すごすぎる!!!!!

 

最後の挨拶をして顔を上げた瞬間、プリントの場所をすぐお母さんに尋ねて掴み取り、即テーブルに移動して宿題をやり始めたそうです!!!

すごい!進研◯ミの漫画みたいだ!笑

 

3回目となる今回は、しっかり声を出して授業に参加してくれました。

後半に行ったクイズでは、大笑いしながらとっても楽しんでくれました。

 

徐々にとまと塾に慣れてきてくれたのかな?

引き続き、楽しんでもらえると嬉しいです。

 

おわりに

そんなわけで、クイズたっぷりで楽しい単元「せきつい動物」が新たに追加されました。

この単元は宿題におまけの1枚を追加しておりまして、中学受験をするお子さんにとってもしっかりボリュームを感じていただけるものになっています。

 

文字と文字をリンクさせて無理矢理頭に叩き込む勉強は本当につまらないものです。

そんなことをしているから、初めて塾で理科社会のテストが実施された中3春に、「この点数はまじなのか」って先生から呼び出しを食らう私のような存在が生まれてしまうわけですよ。

いやー、理科、ほんと嫌いだった。

なんでつまらん科目だと、高1の後半まで本気で思ってたもんなあ。

 

もし私のような「この勉強まじつまらん」と思っているお子さんがいらっしゃいましたら、一度とまと塾の授業をお受けいただけたらと思います。

全力で授業しますので!!!!

 

「せきつい動物」の単元は内容的にもとっつきやすく楽しみやすいところだと思います。

公式LINEアカウントへのお問い合わせ、お待ちしておりますー!

 

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