まいにちきろくノート

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気になったことをきろくしていきます。

【とまと塾】初めての物理単元。予想と実験を繰り返し、公式を自分で導き出す授業を目指しました/とある生徒さんの嬉しい変化

こんにちは。

低学年向け中学受験準備講座「とまと塾」をオンラインでやっている「とまと」と申します。

今日は新単元2つの記録と、とある生徒さんの嬉しい変化の話。

 

もくじ

 

とまと塾初の物理分野

この2月に中学受験塾に入ることが決まっている小学3年生の生徒さんに向けて、とまと塾初の物理分野の授業を実施しました。

単元は「じしゃく」と「てんびん」の2つ。

 

これまで「とまと塾」で受けることのできた授業は生物分野と地学分野のみ。

ドッキドキの物理分野初実施です。

 

ところでみなさん、物理分野、というかむしろ数学ですかね、物理や数学について、どんなイメージを持たれていますか?

苦手な方ほど、

「これの解き方は、こう!こうなんです!わかりましたか!?さあ覚えて!さあ類題解いて!」

みたいなイメージがあるんじゃないかなと思います。

 

実際中学受験塾でも、「これはこれこれこうして解きます、さあ類題やってみよう」とか、「これはこうなります。こうなるものなんです。覚えたかな?じゃあ類題やってみよう」な流れがやっぱり多いです。

塾はカッツカツに時間が限られていますからね。

 

だけど、そうすると、

「えーっと、磁石のこれ、なんか先生言ってたけど、なんやったっけ」

「てんびんの公式あったなーええっと、なんかどっかの長さがいるんだったな、これか?こっちか?」

となりがち。

 

ホワイトボードや黒板、それにノートといった2次元のみで、しかも基本的には文章で仕組みを理解していくことになるので、記憶は抜け落ちやすいし、覚えるのも難しい。

それを反復反復のゴリ押しで習得していくのが塾というものなんですが、この「とまと塾」はせっかく3年生という早い段階で授業が出来るということで、この物理分野のやっかいなところをなんとかして解消できないものかと頑張ってみました。

 

結果私がとった手が、

⚫︎予想と実験を繰り返して「体験」として知識を習得する

⚫︎公式を与えられて類題演習する、ではなくて、複数の例から自分で公式を導き出す

というやり方です。

 

「じしゃく」の授業記録

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実験しまくりました。

これまで塾だと「こうすると、こうなって、こうなります。覚えましょう」としか言えなかったところを、「こうしたら、どうなると思う?…よし、〇〇ちゃんの予想はこうだね。じゃあ、やってみよう!!!」という流れでひとつひとつ実験していきました。

 

実際初めてやってみての感想は、今回受けてくださった生徒さんは磁石を少し身近な存在として感じてくれていたから「引きつけ合う」「しりぞけあう」がスッと入ってくれたけど、そうでない場合は磁石を少し触ってもらったほうがいいなということ。

磁石そのものの性質がピンとこないと、「引きつけ合う」はまだしも、「しりぞけあう」ってなんだよ、ってなりますよね。

学校で磁石についてすでに触れているであろう小4ですら、「しりぞけあう〜!しり、しり!しりと、しりが、しりぞけあう〜!」とか言って調子に乗る男子が出てくるくらいですから、「しりぞけあう」という言葉は耳馴染みがないこと間違いありません。

どうしても「おしり」のほうが出てくるよね、わかる。

 

ただネットで調べて分かったことなんですが、市販されている棒磁石はとにかく磁力が弱い。

私が今回買った棒磁石も、磁力が弱すぎて「しりぞけあう」が全く感じられない磁石になってるんですよね↓

N極とN極を近づけてみてもビクとも動かんやないかい、ってなりました。

 

なので磁石の基本性質を実感してもらうためには、100均で売ってる普通の磁石の方が望ましいのかなと。

授業では、ダイソーで買ったこういう形のマグネットで「しりぞけあう」を見てもらいました。

授業後に気軽に実験していただくためにも、事前にこういったマグネットを購入していただくのがいいのかなと思います。

 

ちなみに授業内では10個のアイテムについて、「磁石につくか?つかないか?」をやるんですが、そのアイテムたちは授業前にご準備いただくことはあえて避けたいなと思っています。

触るものが多すぎると、興味が話よりも物の方に移ってしまって授業がなかなか進まない、ということが予想されるので。

授業後に、「これ、磁石つくのかなあ!?」とキラキラした顔で色々試していただけたらなと思います。

アルミ缶とスチール缶くらい準備しても…と思われるかもしれないんですけど、準備しちゃうと、たぶん、授業前にざざざーって自分でやっちゃうと思うんですよ。

予想なんかひとつもたてずに、ざざざーっと。

そうすると、それはそれで全く記憶に残らないかなと。

なので、ゆくゆくこの回の受講をお考えの保護者さまがいらっしゃいましたら、その点ご理解いただけたらなと思います。

 

「てんびん」の授業記録
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※間違って小2になってますね!正しくは小3です。失礼いたしました。

 

宿題プリントを送信した際、「かなり難しそうになってきましたね!」と保護者さまからコメントをいただいたこの回。

内容を決めるのがめっっっちゃくちゃ、難しかったです。

悩みに悩んだ結果、個々に合わせてレベルの調整ができるようなつくりにしました。

ここは、とにかく基礎の理解が大切だと思うんですよね。

それも、上っ面の理解じゃなくて、深い理解。

 

受験塾だと、どうしても、てこの計算を複数パターンにわたって計算練習する流れになりがちです。

それがテストで1番効率よく得点を稼ぐことに繋がるから。

非受験学年のうちは、パターン化された基礎問題の出題が多いですからね。

でも、そうすると、「パターン問題だけなら解けます!頭使わず一瞬で解いちゃいます!公式忘れたら手も足も出ないけど!!!」な子が出来上がってしまうんです。

深い理解は全くしてなくて、機械的にパターン問題をこなす子が。

そしてそんな子は、受験学年になって受験問題の出題形式に「んん?」と戸惑うことになります。

まあそこから数こなして、またパターンを掴んでいくことになるんですけど。

 

でも、「とまと塾」はせっかく早い段階で、しかもしっかり時間に余裕のあるタイミングで学ぶことができるのだから、それなら深い理解を先にやってしまっておけばいいじゃないかと。

ということで今回は、「棒が傾く様子を自分でイメージできるようになる」「重心・支点の意味を確実に理解する」「つりあうときの法則性を複数の例を見比べながら自分で見つけ出す」ことを目標として授業を組み上げました。

 

ここからは3つ目の、「つりあうときの法則性を複数の例を見比べながら自分で見つけ出す」をやったときの、生徒さんの様子を記録しておきますね。

 

てんびんの問題は、ざっくり解き方が2パターンあります。

おもりが支点の左右にひとつずつしかついていないときは、算数のてんびん算(濃度の異なる食塩水二つを混ぜる問題なんかで使う解き方)で解くことができます。

またおもりが複数箇所についているときは、理科っぽく解くことになります。

細かく書いても逆にややこしいかなと思うので、今回はこの若干気の抜けた表記で許してくださいね。

 

で、今回生徒さんは、まず、自分なりの法則を見つけ出しました。

それは本来の法則とは異なる誤ったものだったんですが、もう最高に素晴らしい気づきでした。

いくつかのパターンなら、その法則が確かに成り立つんです。

「おおおー!いい法則に気づいたね!こっちのパターンも、こっちのパターンも、それが確かに成り立たつね!!!やるね〇〇ちゃん!!!」

ホクホク顔を見せてくれる、生徒さん。

「けど残念!こっちのパターンだと、それが成り立たない!見て、このパターンでもてんびんはつりあうんだよ。なんでだろうね?」

ななな、なんだってー!!!な顔の、生徒さん。

姿勢はもちろん前のめり。

「ええっと、うーん…なんだろう…」

「ちなみにこのパターンもつりあうし、これもつりあうよ!考えてみて〜!」

「うーん…」

その後、生徒さんは自らの手でてんびん算の法則に気づき、そのあと、理科っぽい解き方にも気づくことができたのでした。

そうなると、もう強い。

自分で法則を見つけ出した子は、ほんと強い。

 

ちょっとやそっとじゃその法則を忘れないし、その法則をいとも簡単に使いこなす。

これこれ!私がこの授業でやりたかったのはこれ!ってなりました。

達成感がハンパなかった。

 

生徒さんの個々の理解度によってその時その時で出すパターンを変えることになるので、私自身としては全く落ち着かない回にはなるんですけども、絶対に集団塾ではなし得ない、個別ならではの回になったんじゃないかなと思います。

しかしこれが他の生徒さんだとどういう流れになるのやら。

似た単元に「せきつい動物」の回がありますが、自由度具合が桁違いです。

ドキドキする。

 

けれど、「物理はパターンを覚えるだけだから面白くないな」なんて思われることはきっとないだろうから、下準備としてはバッチリなんじゃないかな。

 

この回を他の生徒さんに実施することになる日が今から楽しみです。

 

とある生徒さんの嬉しい変化

この夏から授業を受け始めてくれた小学2年生の女の子の保護者さまから、とても嬉しい話を聞かせていただいたので、ぜひご紹介させてください。

授業後にいただいたメッセージから、一部引用させていただきます。

ちなみに前回の授業で、間違った後「間違えたのもう一回!」と言ったのを先生に褒めてもらえてから、家庭学習の時にもよく言うようになりました!
前はよくイジケていたので、前向きな変化にとても嬉しいです…!
ありがとうございます!

なんて嬉しい変化!!!!

こちらがありがとうございます!!!!

 

「前回」というのは、この回ですね↓

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なかなかコツが掴めなくて、序盤はかなりゆっくりペースで進行。

まずは基礎を固めることが優先と判断し、序盤の生き物を繰り返し何度も何度も出題しました。

そのうちコツが掴めるようになり、「答えが出るまでのスピードがかなり速くなってきたね〜!〇〇ちゃんは、この授業の中でどんどんどんどんレベルアップして、どんどんどんどん賢くなっていってるんやね!!!嬉しいね〜!!!」といったようなことを適宜声かけしていたら、なんと生徒さんの方から「間違えたのもう一回!」と笑顔で言ってくれるようになったのです。

泣ける。

はじける笑顔、泣ける。

 

授業内容はもちろんのこと、私は勉強に対する考え方なんかでも生徒さんの力になれたらなーと思って日々授業しているので、このお話を聞いた時はほんっっとうに嬉しかったです。

頑張ろう、これからも頑張ろう。

気を引き締めて、一層頑張ろう。

 

とっても嬉しい、お話でした。

改めて、ありがとうございました!

 

おわりに

12月は新単元を2つ、1月は3つ、それぞれ作成および実施予定です。

そのあと、その生徒さんは受験塾に入塾されるので、私の授業はひとまずおしまい。

次は別の生徒さんからリクエストをいただいている、昆虫回の続編を作る予定です。

 

2023年度の終わりが近づいてますねー!

そして2024年度の足音も聴こえる。

 

2024年度にとまと塾へ新規入塾希望をされている生徒さんから既にお問い合わせをいただいているので、早めの顔合わせを希望される方には2月以降順次日程調整のご連絡をお送りするつもりです。

はじまる!新しい一年が、はじまる!!!

 

中学受験塾の新年度は2月ですからね!

また新しい気持ちで、頑張るぞー!

 

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