こんにちは。
2歳の息子とワイワイやってる「とまと」と申します。
出産前まで中学受験業界でチョーク持ってブイブイ言わせておりました。
今日は少し前に書いた記事のコメントをうけて。
もくじ
中学受験の先取りは結構お手軽に出来ちゃいます
一昨日書いた記事に、「中学受験の知識を日常に落とし込むのは難しい」という旨のコメントをいただきました。
▽コメントいただいた記事はコレ▽
いえいえ!
意外とお手軽にできちゃうんですよ、これが!
…と、読んですぐは思ったんですが、
手軽だと思うのは、私が中学受験の世界にどっぷり浸かっていたからかもしれませんね。
でも、ほんとに気軽に触れることができるので、今の季節にオススメなものをいくつか紹介したいと思います。
提案1.サザンカの花びらを拾う
この知識をつけるだけでも一歩リードです。
私は息子と公園に行くと、結構な確率でサザンカの花びらを拾って遊びます。
サザンカの花の形、ピンクの花びら、冬に咲く花だということ。
小さいうちにこれだけ知っていれば万々歳です。
もう少し進めば、
「サザンカは花びらが1枚1枚落ちる。ツバキは花が丸ごと落ちる」
ということも話してあげるといいかもしれません。
ここまで細かい内容が出るのは稀ですが(学校による)、サザンカとツバキが同じ種類で「冬に咲く」というのは出ます。
さらに、
「ほとんどの植物は虫さんや風さんが花粉を運んでくれるおかげで実をつくることができる」
ここまでの知識を身につけることができたら、
「じゃあサザンカやツバキなんかの冬の花は、だれに花粉を運んでもらっているの?」
まで考えてみるといいですね。
赤や黄色などの派手な花びらをつけている花は、だれかに気づかれたくてわざわざ目立つ色をしています。
だから風が運ぶ(風媒花)、というのは間違いです。
冬はほとんど虫さんがいませんから、虫さんが運ぶ(虫媒花)というのも誤り。
正解は、鳥さんが運ぶ(鳥媒花)です。
このへんはクイズ形式にすると楽しみながら学べると思うので、公園遊びのちょっとしたスパイスとしていかがでしょうか。
ちなみに私が教壇に立っていたときは、必ず童謡の「たきび」を歌っていました。
「サザンカ、サザンカ、咲いた道〜♪たきびだ、たきびだ、落ち葉たき♪」ってやつですね。
「焚き火する季節っていつ?冬やろ?だからサザンカは冬の花!」という流れで教えるんですが、そもそもこの童謡を知っているのがクラスの1/3とかだったりするんですよね。
「せんせー、ぴーぷーって何よ!風はそんな音せえへんよ!!!爆笑」って言われたこともあります。
いや、私の作った歌じゃないのだよ。
ふだんから変な歌作りまくってる弊害が出ましたね。
提案2.タンポポの葉っぱを探す
サザンカがなければ、タンポポの葉っぱ探しゲームをするのはいかがですか。
花は咲いてはいないものの、あのギザギザ葉っぱは冬もばっちり健在です。
ギザギザ葉っぱを見つけたら、
「タンポポさんは、この葉っぱの姿で冬を過ごすんだね〜」
なんて声をかければ、植物の冬越しの勉強になります。
「なんでこんなに地面にべたーって張り付いてるんだろうね?寒いからかな?べたーってしてたら何かいいことあるのかな?」
まで行けたら最高です。
小学4年生や5年生で出題される、あるあるの記述問題ですよ。
公立の中高一貫校で実施される適性検査でも、そこそこ見かける問題です。
「〇〇くんが寒い冬にお外に出た時、いやー!寒いー!もうやめてー!ふかないでー!って思うもの、何?」
「そう!風だね!タンポポさんは地面にべたーってすることで、冷たい風にあたらないようにしてるんだよー!タンポポさん賢いね!」
「そういえば、〇〇くんは寒い時、ストーブにあたって暖まるけど、タンポポさんはいつもどうやって暖まってるんだろう?実は、お外にもストーブのかわりになるものがあるんだよ!
お天気がどんなとき、お外は暖かくなるかな?…そう、晴れの日だね!お外では、太陽がストーブのかわりになるんだよ!
〇〇くんは、ストーブにあたるとき、体をどんなふうにストーブに向けるかな?タンポポさんも、たくさん暖かくなるように考えて、こうやってべたーって広がって生えてるんだよ!」
タンポポが冬にロゼット(地面にべたーっと平たく生えている状態のこと)で冬越しをする理由は、
⚪︎冷たい風にあたるのを防ぐため
⚪︎太陽の光に効率よくあたるため
です。
これもクイズ形式で楽しめるので、日常に落とし込みやすいのでは。
帰ってストーブにあたる子どもにむかって、
「あっタンポポさんと一緒だ!やっぱりあたたかいのが1番だよね〜」なんて言えば、復習にもなりますよ。
あとは床に這いつくばって「タンポポさんの真似!」とかね。いや、これはだめか…でも私やっちゃいそうだ…
植物が身近に感じるオススメ図鑑と絵本
1.じぶんでよめる しょくぶつずかん
ちなみに私は、公園や道中で見かけた植物は家に帰って図鑑で一緒に確認するようにしています。
この図鑑はサザンカもツバキも載ってますし、分類が季節ごとで使いやすいですよ↓
目次が写真つきなので、めあての植物を見つけやすいですしね。
全文"ひらがな"かつ簡単な日本語が使われているので、ひらがなが読めるようになってきた就学前のお子さんなんかにはうってつけなのでは。
子ども1人ではなかなか自分から開きにくい本だと思うので、公園遊びのお供に持っていくと楽しいかなと思います。
2.はないろいろかくれんぼ
まだそんな詳しい植物は知らなくていいよ!というか興味が持てないよ!という方はこちら↓
絵本にあまり興味示さない息子が唯一どハマりしている絵本シリーズの、おはなバージョン。
(絵本としてというか、彼は図鑑として楽しんでいるような)
チューリップ、アサガオ、タンポポ、ユリ、ヒマワリ、バラ、パンジー、アジサイの8種類が載っています。
息子はこの絵本を開きながら、先ほど紹介した図鑑で同じ植物のページを探すのが大好きです。
初めはあまり興味がなかったんですが、「同じものを探すゲーム」として誘ってみるとどハマり。
何度も何度も見比べて楽しんでいたので、お散歩中にパンジー(冬の花)を見かけた時は大興奮でした。
アサガオ、タンポポ、ヒマワリは中学受験でも非常によく出てくる植物です。
絵本を通してこれらのお花に興味を持ったら、大人が図鑑を開いて「みてみて、こっちは写真が載ってるよーパンジーは冬に咲く花なんだね!」なんて話してあげたら、知識と日常が結びついてとてもいいんじゃないでしょうか。
おわりに
いただいたコメントをうけて、「よし、この記事書くか!」となることもあるので、気になることがあれば何かしら書き込んでいただけると嬉しいなと思います。
今回はコルさん(id:cornote)のコメントがきっかけで、この記事を書きました。
はてなユーザーさんでなくてもコメント欄は使えるようにしてますので、遠慮なくどうぞ。
今回は生物分野でしたが、他の分野でも色々できることはあります。
せっかく身につけた知識なんだから、たまには人さまの役に立ってみようかな。
さて今回も長い記事(3000字超!レポートか!)をお読みいただき、誠にありがとうございました!!!