こんにちは。
2歳の息子とワイワイやってる「とまと」と申します。
絵本を買い足しました!
もくじ
図鑑と野菜好きな息子に贈る、渾身の一冊
探しに探し、吟味に吟味を重ね、ネットにて購入しました。
しかけえほん「いろんなおやさいどこになる?」です。
気に入ったのは、以下の点。
- めくる形式で、野菜がどのように実るのか学ぶことができる
- 葉っぱの形や花の色も学ぶことができる
- 写実的なイラストで、本物のような見た目
- 幼児向けのシンプルなつくり
- 載っている野菜の種類が豊富(トマト、キュウリ、キャベツ、タマネギ、カボチャ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ジャガイモ)
今まで持っていた図鑑では「野菜の形(写真)」「畑での実り方(写真、そして小さめ)」しかわからなかったので、土の中の様子を知ることができるこの絵本はとてもいいんじゃなかろうか。
ジャガイモが土の中で出来るって、息子は初めて知ったかもしれないね。
中学受験の下準備にもってこい
野菜たちをカタカナ表記していることからも伝わりますとおり(伝わらない?)、わたし、出産前は中学受験業界でチョーク持ってブイブイ言わせておりました。
特に理科はそこそこ長い期間教えていて、これらの野菜たちは何度も何度も山ほどの子供たちに教え伝えてまいりました。
で、痛感してきたのが「彼ら、ほんと植物知らない」ってこと。
そんな子供たちが、たとえばカボチャに限ってだけでも、
- ウリ科(キュウリ、ツルレイシの仲間)
- 双子葉植物
- 単性花(おばなとめばなに分かれる)
- 虫媒花(虫が花粉を運ぶ)
- 合弁花(花びらがくっついている)
- 花びら5まい、がく5まい、おしべはおばなに5本、めばなに0本、めしべはおばなに0本、めばなに1本
- 花の形
- 花びらの色(黄色)
- 子房はがくの下側にできる
- 花粉の形は丸で、小さなトゲがたくさんついている
これだけのことを覚えないといけないんですね。
詳しく言えば、
花びらの色が黄色なんやから、そら虫媒花やろ!とか、関連づけて覚えられるものもいくつかありますが、
いやいやそれでも、これ多すぎませんか。
基本小学生って植物なんかに微塵の興味もありませんから、これだけでウゲーってなります。
私が働いていた当時は、手書きの暗記画用紙グッズをせっせせっせと作っていました(休みの日に勝手にコツコツ何十枚も)。
植物の花を書いて、色鉛筆で色を塗って、その植物にまつわる覚えなければならない事項を、めくって即暗記チェックできるようにしていました。
授業の前後に、繰り返し使って覚えてもらえるように。
が、しかし!!!
もしこの絵本を彼らが知っていたとしたらどうだったでしょう!!!
- 合弁花
- 花の形
- 花の色
- 子房はがくの下側にできる
この4つがもう知識として身についている状態からスタートするではないですか!!!
花の色から虫媒花と判断できるんだから、実質10分の5知ってる状態ですよ!最高か!
いや、キュウリのイラストと見比べてウリ科ということも判断できる…?
だとしたら、10分の6、分かっちゃう…!?
天才か!!!!!
双子葉植物なら花びらはふつう5枚、がくも5枚と確定するので、あと覚えなければならない項目は実質たった3つだけってことになります。
繰り返しますね。
天才か!!!!
この絵本は、天才なのか!!!!!
自発的に知識を吸収してほしい
ここまで書いておいてなんですが、
「さあ息子!お野菜の絵本だよ!一緒に読んでみようね〜ほら、カボチャは子房ががくの下側についていて〜」なんてやる気は毛頭ございません。
息子がふと気になって手を伸ばしたときに、「へえ、カボチャってこんなかんじなんやー」って思ってくれたらそれがベストだと考えています。
やっぱり自発的に吸収した知識に勝るものはないと思うんですよね。
ほら私たちが子供の時だって、よくわからない謎のモンスターを151匹も完璧に覚えたりしたじゃないですか。
同じだと思うんです。
まあ、一緒に読もう!と誘われたときには、「カボチャさんのお花は黄色なんだね〜(※黄色いのは花びらであって、正しくは花ではない)」くらいは言いますけどね。
中学受験するかどうかもまだ未定ですが、
息子の「好き!」に気づいたときは、その息子の「好き!な世界」をより広げることができるよう、これからも何かしら環境を整えてあげたいなと思います。
思い出したようにお野菜の絵本を手に取り、マジマジと見つめている息子の背中をこっそり覗き見るのが、私の幸せだったりします。
おわりに
カボチャ、ジャガイモは受験頻出トップ5に君臨する王道植物ですし、
ほかにもトマトとキュウリ以外は5年生のテキストでさえ出てくるものだったりします。
何となくの知識をつけておくだけでも、だいぶ変わってくると思いますよー!
おすすめです!!!