まいにちきろくノート

まいにちきろくノート

気になったことをきろくしていきます。

【とまと塾】全3回の授業が無事終了しました!授業記録と保護者さんの感想、今後の授業実施に関する希望調査アンケートについて。

こんにちは。

2歳の息子とワイワイやってる「とまと」と申します。

「低学年向けの中学受験準備講座」としてスタートした「とまと塾」のオンライン授業。

この度、予定していた3回の授業を無事全て終えることができました!

残っていた2回分の授業記録と、体験された保護者さんの感想をまとめています。

最後に、今後の授業に関する希望調査を行いますので、興味のある方はお答えいただけると嬉しいです!

f:id:tmt_krk:20220717222443j:image

 

もくじ

 

とまと塾のオンライン初授業、無事3回すべてをやり終えました!

2022年6月に開校した、オンラインの「とまと塾」

無事、全3回の授業を終えることができました。

応援してくださった方、ありがとうございます!!!

 

とまと塾の開校記事↓

tmt-krk.hatenablog.com

 

初回の授業準備が完了したときの記事↓

tmt-krk.hatenablog.com

 

初回授業「こん虫」についての記録↓

tmt-krk.hatenablog.com

 

初回は「こん虫とせっ足どうぶつ」、2回目は「夏のせいざとせいざはやみ」、3回目は「花のつくりと夏のしょくぶつ」を扱いました。

どれも、

  • 今の時期にベストな単元
  • 今後、普段の生活の中で気軽に触れることのできる(復習する機会が多い)もの
  • 本格的な中学受験が始まる前に、理解を深めておくとお得なもの

であることを基準に選びました。

 

「こん虫とせっ足どうぶつ」についてはすでに記録記事をアップしているので、今日は残りの2回分を記録していきます。

すべて、小学2年生の生徒さんを対象に、40分で行ったオンライン授業です!

 

第2回「夏のせいざとせいざはやみ」

選んだ理由:「過去に触れたことがあるかどうか」が入塾後、大きな差を生むから

大手の集団塾にいたころよく感じていたのが、「星座の単元は得意・不得意の差が激しく出るな」ということ。

背筋を人一倍ピンと伸ばし、普段の何倍もキラキラした顔で授業を受け、授業後には私のもとにすっ飛んできて「先生!星座のこんな話、知ってる!?」と得意げに知識を披露してくれる子もいれば、

授業中に語呂合わせを覚えていくのは楽しかったけど、知らない言葉が多すぎて、さらに元々知ってる子との温度差なんかも感じちゃって、ちょっと星座は苦手かも…と確実に感じてそうな表情をしている子もいたり。

星座は小4から基礎を学び始めるんですが、入塾が遅い子ほど、そして今までに触れたことがない子ほど、最後の最後まで苦手意識を強く持っているように感じました。

その一部は覚えるだけの、お得な単元なのにー!

 

星座って、「今までに触れたことがあるかどうか」の違いだけで、その後の定着度に大きな差を生んでしまう単元なんです。

触れたことのある子は、「聞いたことある!そんな覚え方あるんだ!楽しい!」となるけど、

触れたことのない子は、「えっなにそれ、全然知らない…ごろ暗記はおもしろいけど、初めて聞く言葉ばかりで大変だなあ…」と思ってしまうんですね。

だから、星座こそ早め早めに触れておくことが肝心!と思って、今回授業内容に選んでみました。

 

授業内容:塾で小4に実施するものとほぼ同等の授業(内容少なめ、暗記時間多め、体験時間多め)

夏の大三角を作る星座と1等星、夏の大三角、天の川。

それに、星座早見の使い方。

この回に関しては、当時4年生に行っていた授業とほぼ同等のものを実施しました。

(学習する量はだいぶ絞って、一緒に覚える時間や星座早見を使う時間はかなり多めに確保しましたけどね!ゆとりある時期に学習をスタートさせるメリットはここにありますね)

 

1回目の授業のように「塾ではできない切り口で、知識を体験に変えていく」ものではなく、「その後の生活で折に触れて復習できる内容を」をコンセプトに授業しました。

 

授業した結果・気づき:「能動的な体験」を重視した昆虫の回よりは食いつきがよくなかった。教師主導の時間が多いから、低学年の子には少しつまらない?でもやっぱり星座は早めに触れておくべき。

生徒さんはしっかり集中して一生懸命頑張ってくれたんですが、初回の授業ほど「とびっきりのキラキラ笑顔」「楽しくてたまらない~!な顔」は見られませんでした。

単純に私の実力不足もありますが、授業内容が初回と大きく異なるものだったというのも、理由のひとつとして挙げられるかなと思います。

初回は生徒さん主導で「考える・体験する」時間が多かったのに、2回目のこの回は「知識を一緒に覚えていく」時間が多くなってしまったので、余計につまらなく感じさせてしまったのかなと。

もっといい構成があったのかなあ。

 

星座の単元であれば、「それにまつわる神話をおもしろおかしく話して生徒の興味を引き付ける」というのもひとつの手としてあるにはあるんですが、今回の授業では神話の話はほとんどやっていません(織姫・彦星や天の川の説明のために、七夕伝説にかる〜く触れたくらい)

そして集団塾にいたころも、同じ方針で神話にはほぼ触れない授業をしていました。

というのも、「本筋にあまり関係のない話」を授業でするのは、個人的にちょっと好きではなくてですね…

ちょっと脱線しますけど、語ってもいいでしょうか。

 

「塾の授業」は、「テストに生きる知識を身に着けさせる場」だと、私は考えています。

「本筋にあまり関係のない話」をおもしろおかしくやってしまうと、多くの生徒で「おもしろい神話の話ばかりが印象に残り、テストに出てくる内容はほとんど頭に残っていない」という困った状況が起こりかねないんですよね。

テストで1点にもならないようなオマケ話をするくらいなら、それこそ「はくちょう座の1等星、デネブ!」を授業時間いっぱいに、声に出して繰り返し続けたほうがマシだと思っています(過激派)

さらにそれが、重要な知識を習得する際の足かせになってしまう可能性すらあるというなら、そんなものは授業から一切抜き去ってしまえとすら思っています(超過激派)

全国トップ20の中学を受験する場合はまた話が変わってくるんですけど、私が今回しているのは低学年向け授業の話なので、そこは一旦置いておきますね。

 

そんなわけで、この回の星座の授業は、私ができうる限り最善の授業ではありました。

実際、授業終わりに行った知識の確認では、生徒さんはその日初めて学習した内容をすべて覚えきってくれていましたしね。

「基本知識を一緒に身に着けて、後の星座観察をスムーズに行えるようにする」という目標はしっかり達成されました。

けれど…!もう少しはじける笑顔が見たかった…!

覚えたことを褒められた際に垣間見せてくれたハニカミ笑顔もとてもかわいかったんですけど、もっともっとたくさん楽しませてあげたかった…!!!

単元が単元だから、難しいのかな。

集団授業でやっていたときは、授業内で暗記を頑張れば頑張るほど次のテストの点数につながっていくことを子供たち自身が理解していたので、しっかり楽しそう&嬉しそうでした。

とまと塾の授業だと、そういった方向でのモチベーションキープは出来ませんからね。

クラス全体で盛り上がって、お祭り気分を味わうことも出来ないし。

この時期・このタイミングでこの授業を実施した選択は絶対に間違ってないとは思いますが、構成に関しては、改善の余地あり、です。

オンライン授業にもっと向いてるやり方があるのかもしれない。

うーん、しかしどうしたものか…

 

追記(7/25)

生徒さんの記憶に1番残ったのはこの星座の回だったと、あとで保護者さんに教えていただきました。

そうだったのかー!よかったー!!!

 

第3回「花のつくりと夏のしょくぶつ」

この記録はシンプルにいきますね。

実施した全3回の中で、最も生徒さんが楽しそう&生き生きとしていた回でした!!!

選んだ理由:道端でふとしたときに復習できるから/夏の植物だけに特化して学んでおけば、季節と植物を強くリンクさせることができるから

花の四要素(がく、花びら、おしべ、めしべ)を事前に学んでおけば、道端で何かの植物を見かけたとき、自然とその内容を思い出すことになります。

夏の植物を夏の時期に個別で学んでおけば、その植物と季節をしっかり結び付けて記憶に残すことができます。

まさに、今やるべき単元!と思いました。

 

授業内容:花の四要素とそのはたらきは、図と実物・動画を用いながら理解したあと、体操で定着させる。夏の植物はクイズ形式でワークシートを進めながら、図鑑で知識を補う。

今回生徒さんが1番楽しそうだったのは、花のつくりの図の中にミニトマトを発見した瞬間だったかと思います。

これは実際に授業で板書したものの一部です↓

f:id:tmt_krk:20220716235423j:image

何気ない作業を進めていたら、いつのまにかミニトマトが浮き出てくるよう、授業を組み立てておきました。

事前にヘタ付きミニトマトを手元に準備しておいてもらい、「ミニトマトを持って、くるくる動かしてみよう!図のどこかに、ミニトマトが隠れていることに気がつくよ!」と声かけ。

ミニトマトあった!逆さになってる!トマトって、ここの部分だったんだ!ヘタって、がくのことだったんだ!」という気づきを得られた瞬間に、その日最高のキラキラ顔を見せてくれました。

狙い通りの「能動的学習」「自分で気づく学習」が出来て、大変満足です!

今回は「子房」や「胚珠」という言葉は出していないんですが、今後それらを学ぶ時期が訪れたとき、スムーズに頭に入れることができると思います。

「この図のここが、ミニトマト!」って知ってるだけで、だいぶ違いますよね。

 

授業した結果・気づき:季節ごとに植物に触れるのはとてもいい。これは各季節ごとにやる価値がある。

今回は図鑑に載っている夏の植物の中から、中学受験をするならまずはこの6つを!というものを厳選して個別に特徴を見ていきました。

▽使った図鑑はお馴染みのコレ▽

細かい特徴はおまけ程度で、「季節と植物の名前、姿形を一致させる」ことを1番の目的としました。

生徒さんがもともと持っていた知識にさらに追加情報を付け加えたり、その場で生まれた小さな疑問に答えていったり、臨機応変に対応。

これはとってもいい取り組みだったと思います。

もう季節ごとにしたらいいと思います。

春・夏・秋・冬でするべきかと。

 

中学受験の現場では、各植物について細かく触れていく時間はほとんどとることができないので、時間が潤沢にある低学年のうちに触れてしまうのは得策だなと感じました。

受験生になってからあわてて覚えようとすると、字面とその特徴だけを無理やり詰め込もうとしがちなんですよね。

でもそうすると頭にイメージが浮かんでいないから、覚えにくいし、とっても忘れやすくて。

 

これはまたやりたい。

月並みな感想ですが、とても実りある授業になったかなと思います。

塾では出来ないことだな。

 

体験された保護者さんの熱い感想文

今回授業を受けてくださったのは、ブロガー仲間のぴっきーさん(id:Pikky)です。

全3回の授業を全て、お子さんの横で一緒に受けてくださいました。

「簡単にでいいので、ブログに載せてもOKな、授業の感想などをいただけたら嬉しいのですが…!」というド厚かましい私のお願いに、とってもとっても丁寧な文章でお応えしてくださいました。

以下、掲載させていただきます!

今回とまと先生に小学2年の息子のオンライン塾をお願いしたPikkyです。
とまと先生のブログの愛読者で、アツすぎる塾講師の話を目にするたびに「こんな先生に息子を見てもらいたい…」と思っていたんですが、縁あって実現することができました。

実際に授業をしていただく前には複数回打ち合わせをしてくれて、丁寧に私たちが考えていることを汲み取ってくれ、授業も「本格的な中学受験の勉強が始まる前の助走として、学ぶことが楽しいということを体験してもらいつつ、いつの間にか中学受験に使える知識も…」という無茶振りをものともしない、恐ろしいまでに我々の要望に応えた内容を用意してくれました。

隣で親が見つつオンラインで小学校低学年の子どもに授業する、なんて私が逆の立場だったら足が震えそうなシチュエーションでしたが、そのおかげでとまと先生の神レベルの講師力を間近で見ることができました。

授業はものすごく緻密に計算された内容で、40分の授業中ずっと小2の子どもの興味関心をガシガシ掴んだままで、中学受験にも使える知識をバンバン息子に理解させていく。
楽しいだけの授業、覚えさせるだけの授業じゃないんですよ。「楽しませつつ、いつの間にか大事な知識を覚えていく」という神技です。新しい知識を、小2にも理解できる言葉で、楽しませつつ、表面的な知識だけじゃなくその裏側まで教える、ってもう神ですよ。とまと神です。

普段家にいるときはちゃらんぽらんで遊んでばかりの息子ですが、見たこともないような真面目な態度で、そして目をキッラキラさせながら授業を受けているんです。そしてそして、数年に一回しか見せない「新しいことを知ってオラワクワクしてる」という顔を見せてくれたんです。あの顔を見れただけでもとまと先生にお願いして良かったと思いました。

少しタイミングが合わず、一旦授業をお終いとすることとしてしまいましたが、実際に授業を受けさせてもらって、是非とも今後、タイミングを合わせて息子を任せたいと思っています。とまと先生ありがとうございました!

今後私に元気のない日があったときは、この文章を音読して一日を過ごしたいと思います。

改めて、とっても嬉しい感想文を、ありがとうございました!!!

 

もし授業を希望する方がいらっしゃいましたら、調査アンケートにご協力ください

ぴっきーさんとは「ひとまず3回授業を受けてみて、その後継続するかどうかを決める」という話をしていたんですが、他の習いごとでスケジュールがいっぱいいっぱいになっていること、まだ少し早すぎたかもしれない?と感じられたことから、一旦この3回分で授業は終了するということになりました。

私としても、まだ小学二年生ですし、毎週やったり月1でやったりする必要はないなと感じていたところだったので、意見が一致してよかったです。

「春夏秋冬に1~数回ずつ、というのが適正回数かもしれませんね」とお話しました。

低学年なら、それくらいがちょうどいいのかもしれません。

 

ということで、私の仕事はこれ以降家庭教師のみになり、夏期講習が終わればまた少し余裕が出てきます。

今後もこのとまと塾は続けていきたいなと思っていますし、ありがたいことにブログやTwitterに「授業を受けてみたい」というお声をいただいています。

ただ、さまざまな学年の方からメッセージをいただき、現在少々混乱しておりまして…!

 

そこで、お手数をおかけして大変恐縮なのですが、

「とまと塾の授業をいつかは受けてみたいなと思っておられる方」は、こちらの希望調査アンケートにご協力いただけますでしょうか↓

tmt-krk.hatenablog.com

お答えいただければ必ず授業を実施する、というものではないので心苦しいのですが、現在何がなんやらで整理できていない状態なので、お助けいただけますと幸いです。

希望されている方の情報が整理でき次第、次をどうするか決めていきたいと思います。

 

1週間ほどじっくり待っておりますので、「今すぐには考えていないけど、何年か後に…」という方も、お気軽にご回答くださいね!

もちろん、それ以降も、のんびりとお待ちしています。

 

おわりに

6000字越えのふざけた記事をお読みいただき、本当にありがとうございます…!

長すぎるだろ!大学の期末レポートでもそんな文字数稀にしかなかったわ!と思うんですが、授業に興味を持ってくださっている方には「私の授業に対する考え方」「行う授業の内容」をしっかり知っていただきたかったので、思うがままに書き綴らせていただきました。

 

また新たな生徒さんとの出会いにつながれば、嬉しいなと思います。

 

あ、ちなみに、毎回宿題は出しておりました。

第3回目に出した宿題(A4用紙2枚分)のうち、参考に1枚目を載せておきますね。

もちろん、ぴっきーさんから許可をいただいております!

f:id:tmt_krk:20220716235327j:image

(宿題のデータを送信→印刷して解いてもらう→写真に撮って送ってもらう→私が添削し、返却、の流れです)

とっても丁寧な字で、一生懸命取り組んでくれた生徒さんでした。

また授業できたら、とびきり嬉しいなと思います!

 

お読みいただき、ありがとうございました!

とまと塾、今後も頑張りたいと思います!!!

 

追記:感想記事をいただきました!!!(7/26)

www.papapatto.com

細かいところまで気づいていただき、本当にありがとうございます!!

授業後のリアクションが1番よかったのが、まさか星座の回だったとは…!

やってみないとわからないものですね。

熱意みたいなものが伝わったのだとしたら、嬉しいなー!