まいにちきろくノート

まいにちきろくノート

気になったことをきろくしていきます。

私のぼやきと心の叫び。自分には軸がない軸がないと思ってたけど、意外とそんなこともなかった。

こんにちは。

3歳の息子とワイワイやってる「とまと」と申します。

今日は最近考えてたことをグダグダと。

 

もくじ

 

軸がないと思わせて、意外と自分には軸があるのかもしれない

最近、自分はほんと堅物だなと思うことが増えた。

柔軟性がなく、「いやだ!」と思ったらすぐに距離を置いてしまう。

 

私には、友人の紹介でアラサーになってから交友を持ち始めた友人がいる。

結婚で関西に出てきて近くに友人がいないから、友達になってほしいと。

結婚した時期や妊娠出産のタイミングが近かったこともあって、ちょくちょくランチに行ったりお互いの家を行き来するくらいには仲良くなった。

 

で、ある日その友人が、「仕事の愚痴を聞いてほしい!」と。

仕事がとんでもなく辛いから、時間をとって話を聞いてほしいと言ってきた。

ふんふん、仕事なんだから辛いことも抱えきれないこともたくさんあるよね、私でよければ聞こうじゃないかまかせなさい!

そんな感じで快くOKした。

 

内容は、職場の女性社員複数人が1人の男性社員をずっと悪く言っていて、職場の空気が悪く居心地も悪い、というものだった。

男性社員の見た目や仕事ぶりについて、女子中学生でもそこまで言わんやろ、というレベルの悪口を、一日中言い続けているらしい。

「あの人ほんと気持ち悪いよねー」なんてことを、本人がいる場で笑いながら言うのだという。

 

そんな話を30分くらいうんうんと聞いた。

夫から感受性高めと評される私は、もし自分が同じ立場だったら…と考えて胃が重たくなるのを感じつつ、「それは辛いね、毎日ほんと大変だね…」と相槌を打ち続けていた。

 

が、最後の最後に潮目が変わった。

「気持ち悪いとか、仕事ができないとか、早く消えてほしいとか、目の前で言うんだよ、ほんとにやめてほしい」

「そうだね、その環境で仕事するのはほんとにしんどいね」

「私にも、〇〇さんも気持ち悪いって思うよね?って聞いてくるんだよー」

「えええ、巻き込んでくるの!?(友達はパートだし、そういう話はやめてくださいとはなかなか言えないだろうし…)うーん、こっちにも話を振ってくるのはやめてほしいね」

「そうなの、そんなこと言われたら、私も気持ち悪いって思いますーとしか言えないよね」

んん????

 

ん?んん???

いや、社員さんに強く言えなくて、そのしょーもないイジメやめてもらえますかって言えないのはわかるよ。

けど、んん???

え、あなた、そのしょーもないイジメに加担してるの????

まじ??????

 

「あ、ええーっと、そうなの?そ、そっかー…ううーん、まあそういうのやめてくださいとはなかなか言いにくいよね…」

「だよねー、こんなこと言いたくないのに言わされてさーほんとしんどいんだよねー」

飄々とイジメに加担してたくせにいざそれが明るみに出た途端急に被害者面し始める人って、こういう考え方だったの!?!?

まじかよ!!!!!

 

なんか、もう、ハイ無理ー!ってなりました。

これは数ヶ月前の話で、最近またランチ行こー!って声かけられたんですけど、全然気乗りしなくて今も保留中です。

 

たぶん彼女は、あのとき私がドン引きしていたことに、つゆほども気がついていないだろう。

私が「いや、イジメを止める勇気がない不甲斐ない自分に嫌気がさすって話ならわかるけど、同調して私も一緒になってイジメしてます、でもそれは本意じゃなくて私だって辛いんですって話は全く共感できんし、そんな話は今後も聞くつもりはないぞ」と思っていたことに、まるで気がついていなかっただろう。

 

こういうの、大学生くらいまでなら、「ええ…私は全く理解できんけど、この人にはこの人なりの苦しみがあって、何か考えがあるのかもしれないし、一概に否定するのはよくないよね…」とか考えて、別に距離とるとかはしなかったんですけど、大人になって使える時間に限りが出てきたことで、ハイ無理ー!と簡単に切り捨ててしまうようになりました。

 

いつかブログにも書いたかもしれないけど、大学生のとき、学外授業で一限が電車に乗って移動しないといけないところで行われることがあって、朝早い通勤列車にゆられてたことがあったんですね。

でそのとき、クラスメイトの女の子が車内で立っておにぎりを食べ始めて、床にボロボロと米粒を落としていたんです。

それを見て私が「電車でおにぎり食べるのよくないよ、床が汚れてるよ」と注意したら「なんで?」と言われ、その一部始終を見ていた別の男の子に「自分ルールで他人を注意するのはよくない、あなたはそういう悪いところがある」と言われたという事件がありまして。

「今日授業が学外で行われることはわかっていたんだから、朝早く起きて家で朝食をとったらよかったと思う」と言っても「朝早く起きられない事情がある人のことを考えられていない。自分ルールで決めつけるのはやめろ」と言われたんですね。

「せめて電車で移動した先で食べたらいいじゃないか」という案も「もし移動した先で時間がなかったらどうするんだ!朝ごはん抜きになるだろ!」と。

当時は、「ええ、私の配慮が足りなかったのかな…」とか思ってそのままモヤモヤモヤモヤしたまま話が終わったのですが…

 

あれから10年以上。

折に触れては思い出してきたこの事件について、あらためてオバチャンになった私から物申させていただきたい。

いや揺れる通勤列車でおにぎり食べるなよ!そんでボロボロこぼすなよ!!!周りのスーツの人たちがそれ踏んだらどうするんだよ!もう成人してるんだから、次の日のことを考えてちゃんと計画的に動けよ!!!

結果、意見は変わらなかったっていうね。

改めて考えると、自分ルールの押し付けって何なんだ。

おにぎりを電車の床にボロボロこぼしていいって考えるほうが自分ルールだわ、ふざけんな。

周りに迷惑かけてんじゃねえ!!!

ていうか男子、お前は何様なんじゃーーー!

 

ちなみに彼は私が1回生のとき、私にデートを申し込んできた人です。

1回ランチ行って、終わったんですけど。

そして私が4回生のとき、「君って毒親になりそうだよね、子供を苦しめそう。絶対結婚したくない」と言い放ってきた人です。

うるせえええええええ!!!!!!!

 

昔からこう、好き勝手言ってくる人のターゲットになりやすいところがありました。

さっきと重なるんですけど、「私は全く理解できないが、こう考える人もいるのだろう」と考えてすぐに拒絶しないところが、狙われる原因なのだと思います。

 

春にとあるママ友にストーカーされて困り果てたのも、結局は同じ理由だろうな。

他の人は「えっこの人やば、近付かんとこ」と思ったときに、相手に拒絶の態度を軽く出して伝わるようにしていたんだろう。

私は「えっ何この人激ヤバじゃん。何言ってるのか全く理解できない」と思っても、同調はしないものの笑顔で軽く受け流してたからなあ。

そしたら、好かれてしまった。

これがよくないんだろうな〜。

 

物心ついたときからずっと、そういう「自分には全く理解できない行動をする人」と生活を共にしてきたので、それを拒絶して距離を置くってことに慣れてないんですね。

まあ母のことなんですけど。

で、自分の親が全く理解できない行動をとってたもんだから、「あなたのその行動、合ってるよ、自信持って!」と肯定された経験が乏しく、その結果、自分の中で「何言ってんだこの人?」と思う人に出会うことがあっても、ひとまず相手の話を一通り聞いてしまうような人間になってしまったんだろうな。

そうして「やだこの人!私の話すごく聞いてくれるじゃない!大好き!」って思われて付き纏われたり、「こいつ何言っても反論してこんな〜自分が疲れた時のサンドバッグにしてやろ」とか思われて雑な態度をとられてしまうようになるんだろう。

 

ちなみに、母の「何言ってんだこの人?」エピソードは山ほどあるんですけど、とりあえずライトなものを一つあげるなら、

「大好きなバンドのDVDが届いたので大音量(普段の音量プラス10くらい)でリビングで観ていました。ちなみに、その日はそよ風吹く心地のよい晴れの日だったので、リビングの大きな窓は全開にして、気持ちよくライブを堪能しました」

ですかね。

ちなみに、実家は、閑静な住宅地にありますよ。

もうヤバすぎるでしょ?

小学生ながら「まじで迷惑だからやめろ」って注意したんですけど、「なんで?」って全然聞き入れてもらえなかったよね!

全く理解できない!!!

 

そんなわけで、かれこれ数十年、自分には軸がないなと思って生きてきました。

理不尽なことを言われても「私が悪いのかな?」と一度受け取って考え込んでしまう。

怒るってことをあんまりしないんですよね。

人様に怒れるほどの立派な基準が、自分にはないなと感じていて。

 

でも、この人と付き合うのめんどくさいなーと思ったらスッと距離を置いていく自分に気づいて、「あれ、結構私、頑固で堅物な人間になってるやん」と。

もう、浮気してるとかいう話を聞くのは嫌なんだ。

もう、相手の見た目を馬鹿にして楽しむ話題も嫌なんだ。

もう、マルチにハマってわけわからん健康サプリのメリットを延々力説されるのも、嫌なんだ。

どれもこれも、耳にするだけでほんとストレスたまるんだ!!!!!

 

無理やな、って思ったら、距離を置く。

そのほうが、自分の精神衛生上、絶対いいなって気づいちゃったんです。

あとは、適宜、反論する。

もしくは、怒りを露わにする。

「何言っても言い返してこないヤツ」判定を絶対にさせないこと。

心地よく生きていくためには、自分で自分を守ることが必要だと、気がつきました。

 

人間なんか言ってしまえばただの動物なので、個体差ありまくりなのが普通なんですよね。

だから、お互い合わないと思ったら距離をとる。

それでみんな幸せ。

 

あれ、何の話をしてたんだろう。

なんだかよくわからないけど、でも最近ぐるぐると考えていたことが書き出せて、頭は少しスッキリしたような気がする。

数年前の「まいにちきろくノート」ってこういう記事多かったですよね、ほんと雑記ブログの名にふさわしい内容だった。

 

「とまと塾」をやるようになって、大多数に受け入れられる自分でいないとという意識がブログでも出るようになっちゃって、色々書きにくいことも増えたんですけど、でもやっぱり全員に好かれる必要はなくて、自分を守るためにも、自分にとっての「これ苦手です」を発信するのは別に悪いことではないなと思いました。

「これ苦手です」を発信することで、「浮気を否定!?何様なの!?」とか、「イジメに仕方なく同調しちゃうときだってあるじゃない!好き勝手言ってくれちゃってさ!」とか、色々私に対してマイナスな感情を抱かれる人も出てくるとは思うんですけど、なんかもう、それはそれでいいかなって。

 

とまとはこういう人ですよ。

頑固で変な正義感を捨てきれない、面倒な人間です。

ゴミのポイ捨てとか絶対に出来ない。

自分の息子が他人の私有地に入って行こうとしたら絶対に止めるし、幼稚園の行き帰りでおやつ禁止と言われたら絶対に守るし。

そういう、融通の効かない人間なんです。

あれ、何の話だ。

 

何だか最近、「こんな立派なことやってます!」な記事が続いてしまっている気がして、「いやいやまって!私そんな人様に誇れるような人間じゃないから!軸ぐらっぐらな人間だから!判断基準がしっかり定まってない、悩みまくりの、超未熟な人間だから!!!」と急に叫びたくなってしまいましてね。

なーんも立派な人間なことはないんですよ。

息子にイー!ってなることもあるしね。

怒りを自分の内側で抑え切るために、フンー!フンー!ってバイソンみたいに鼻息荒くなることもあるしね。

バイソンがそんな鼻息荒いとか詳しくは知らんけども。

 

今日はそんな私の叫びを書いた記事でした。

だらっだらと書いた記事、お読みいただきありがとうございました!

 

おわりに

ちなみに、職場イジメの話を聞いて頭がぐるぐるしてしまった私は、夫に少し話を聞いてもらったんです。

「次の誘いはもう当分いいかなあ…なんか、それってどーなの?と思ってしまって。急激に話を聞く気が失せてしまったんよね。…夫くんはどう思う?」

「いや、意味わからんやろ。俺なら、なんでそんなこと言ったん?ってその場で聞くわ」

強い、強すぎるーッ!!!!

 

「同調する必要なかったやろ、止められないのはまだしも、受け流すとか他にやりようあったやろ」って、その場でもう言っちゃうんですって。

強すぎるよー!!!

 

こんなことで距離を置くのは自分の人間としての器が小さすぎるんじゃなかろうか、とか、相手にもやむを得ない事情があって…とか、やっぱりあれこれまた考え込んでしまってたんですけど、夫があっさりしすぎてて笑ってしまいました。

今の私には夫という最強の外付け判断基準が備わっている。

たまにちょっと過激だけど、でも非常に心強い。

 

こういう感性?的なところは、夫と少しもズレたことがないんですよね。

ドンピシャ。

だからこそ、何かが起こった時止める役がいなくて2人してエンジンフル回転してしまいそうで、それはそれで怖いんですけど。

でも、軸がない〜とか言ってぐだぐだ考えこむ私にはとってもありがたい存在です。

 

こんなポンコツ人間が運営してるブログですけど、またよかったら読みに来てやってください。

ありがとうございましたー!