まいにちきろくノート

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気になったことをきろくしていきます。

【とまと塾】「勉強が嫌い」な3人目の生徒さんの初授業。たくさん笑って、たくさん頑張った、非常に充実度の高い授業となりました。

こんにちは。

低学年向け中学受験準備講座「とまと塾」をオンラインでやっている「とまと」と申します。

3人目の生徒さんの初授業が終了しました!

 

もくじ

 

3人目の生徒さんの初授業が終了しました!

無料の顔合わせから、はや3週間。

土曜日、3人目の生徒さんの初授業を行いました。

 

▽顔合わせの報告記事はコチラ▽

tmt-krk.hatenablog.com

 

▽顔合わせの感想文をいただいた記事はコチラ▽

tmt-krk.hatenablog.com

 

事前にいただいていた情報をまとめると、今回の生徒さんにはこんな特徴がありました。

  • 小2の女の子
  • 中学受験はしない
  • 理科が好き
  • 勉強が嫌い
  • 不登校を経験している

 

顔合わせの感想記事から少し引用させていただくと、

娘は小2になってから学校嫌いになり、勉強も嫌いになってしまい、幼いながらも「不登校」を経験しています。そしてまだ、登校拒否は継続中です。

 

「なんで学校に行かないといけないの?」

「なんで勉強しやなあかんの?」

 

学校の授業でも取り上げられたそうでやんわりと理解しているようですが、まだまだしっくりきていないようです。

“自分の将来のため”だなんて、なかなか難しい。。

 

長女を見ていると、目的や目標がないとヤル気が起きないようです。

 

でも、ヤル気になれば頑張れるし、“好きなこと”には全力投球。

ということで、勉強に対してマイナスイメージを抱いている状態だったそうです。

でも、好きなことには全力投球ができる。

www.kikoricafe.com

 

これに関しても、何か力になれたらなーと思いまして、今回は特別に、授業が始まる前の5分間(接続が完了してから、授業開始時刻を待つまでの待機時間)で、「勉強って何のためにするの?」というお話をさせていただくことになりました。

 

勉強って何のためにするの?

ここからは、会話形式で書いていきますね。

 

「お母さんから聞いたんだけど、⚪︎⚪︎ちゃんは最近、『勉強って何のためにするの?』ってことを、学校で教えてもらったんだって?」

「うん」

「そーなんやー!先生たち、なんて言ってた?」

「… … …覚えてない。笑」

「そうよね、難しい話だもんね。じゃあさ、とまと先生も、『勉強って何のためにするの?』ってことを考えてみたから、ちょっと聞いてもらってもいいかな?」

「うん」

「全然面白くない話なのに、聞いてくれるんだね!!!ありがとう〜!先生嬉しいです〜!!!

 

さて、『勉強ってなんでやるんだろう?』って話なんだけど、これ、たぶん小学生の間はわからないと思います。

中学生になっても、わからない。

高校生になっても、大学生になっても、あまりわからないと思う。

本当に理由がわかるのは、大人になって、お仕事を始めてからだと思うよ。

 

たとえば、⚪︎⚪︎ちゃんが、歌を歌うお仕事の、歌手になったとしよう。

誰かが素敵な歌を作ってくれて、これをぜひ⚪︎⚪︎ちゃんに歌ってほしいです!って、持ってきてくれたとしよう。

⚪︎⚪︎ちゃんは、もらった歌詞をそこで初めて読むんだけど、そのとき、読めない漢字があったら、どうする?

『これって、どう読むんですか?』って、聞くかな?

わからない言葉があったら?

『これって、どういう意味ですか?』って聞く?

 

そんなふうに、あれもこれも聞かれたら、歌を作って持ってきてくれた人は、どう思うだろう。

『あれ、この人に歌を任せて、大丈夫かな…』って心配になるよね。

 

小学校で勉強する内容は、大人になったら『教養』って呼ぶようになります。

勉強して知識を身につけた人は、『教養がある』っていうふうに表現するよ。

そして、この教養があるひとは、まわりの人から信頼してもらえるようになるんだ。

 

今、面倒な勉強をたくさんしているのは、大人になって⚪︎⚪︎ちゃんがお仕事を始めた時に、お客さんに『あっこの人、信頼できるな』って思ってもらうためです。

一緒にお仕事をする人に、『この人と一緒に働きたいな!』と思ってもらうため。

大人になった⚪︎⚪︎ちゃんを、キラキラと輝かせるためなんです。

 

今回お母さんがこの授業を受けてみようと思ってくれたのも、先生が書いた文章を読んで『ちょっと信用できるかも!』って思ってくれたからだよ。

でも、先生は、文章を書く時に、今でもたくさんたくさん言葉を調べて確認するよ。

『この言葉、この使い方で合ってたっけー?』って。

どんな言葉を使って、どんな文章を書くかっていうのは、そのままその人の信用につながるからね。

 

毎日の宿題、本当に大変だよね。

何回も何回も、漢字の練習をするの、面倒だよね。

でもその積み重ねが、未来の⚪︎⚪︎ちゃんを素敵な大人にしてくれるんだよ。

 

ということで、先生が思う『なんで勉強するの?」の答えは、『将来の自分をキラキラにするため』かな!

 

じゃあ時間になったので、授業始めます〜!」

 

こんな感じでお話しました。

 

「たくさんたくさん漢字の練習するの、大変だよね」

には、首をブンブン縦に振って反応してくれてましたし、

「⚪︎⚪︎ちゃんは、大人になった時、周りの人から、この人と一緒にお仕事したいな〜って、思われたいかな?」

には、

「思われたい!!!!!」

と元気に反応してくれました。

 

この話の終盤、私の目には彼女の顔がキラキラ輝き出したように見えたので、この話をしてよかったなーと心から思っています。

退屈だと感じる学校生活も、楽しんでもらえると嬉しいな。

 

いただいた感想文

そのあと、「冬の星座」の授業を実施。

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授業前のお話で高まったテンションそのままに、たくさん笑って、たくさん頑張った、非常に充実度の高い授業となりました。

 

授業後には、ありがたいことに、保護者さまから感想文をいただきまして…!

以下、掲載させていただきますね!

 

ずっと授業を楽しみにしていて、昨日の朝から娘は、「ドキドキするー!」と興奮してたようです笑 

でも以前顔合わせしていただいてたので、先生の笑顔を見てからリラックス〜 笑ったり、進んで手を上げたり、口に出して覚えたり、先生との一体感がすごいなぁと思いました。

お勉強系の習い事が始めてでどんなものかなぁと思っていましたが、オンラインとはいえとまとさんの“授業”はすごく新鮮。世の中にはこんなにも楽しい授業があるんだぁ!と私も一緒になって本気で学ぶつもりで授業を受けさせてもらいました。親子共通の話題ができたのもなんだか嬉しいです。星座早見の見方も分かったので、これから星空を眺める姿勢が変わりました。

娘は勉強のお話から、終わってからの宿題まで集中していました。「楽しかった!」の娘のひと言は本物です。先生のこと大大大好きです♡

「楽しかった!」を、いただけました!!!

やったー!!!!!

今回のミッション、無事コンプリートです!

 

さらにさらに。

実は今回の授業、事前に私が思い浮かべていたものとは大きく異なる結果になったんです。

ちょっと聞いてやってください…!

 

授業での様子

驚きの集中力で、40分間ずっと、高い集中をキープし続けたまま、授業を受けきってくれました。

40分間、ずーーーっと、私の目を捉えて離さなかったんです。

 

それだけじゃなくて、こちらからの問いかけやお願いには、即座に反応。

指示の通りっぷりが尋常ではありませんでした。

えっ勉強が嫌い?うそでしょ?だとしたら、この勉強姿勢の高さは何!!?

 

正直、度肝を抜かれました。

授業中ずっと姿勢よく、ずっと集中してこちらを見つめ続けるその姿は、大手集団塾に勤めていた頃に見た、「打てば響きまくるタイプ」「今後伸びに伸びていく生徒」そのものの姿だったんです。

小4で偏差値30台だったのに、小6で偏差値65を叩き出したかつての教え子を思い出しました。

 

「今は、前を向く時間だから、前を向かなきゃ」

「今は、授業中だから、先生の話を聞かなきゃ」

そんな理由で聞いている様子じゃなかったんですよ。

全身全霊で、授業をとにかく200%受け止めようとしてくれている、そんな風に見えました。

 

授業の終わりごろに行った暗記チェックは、もちろん素晴らしい出来。

いや、でも、納得なんですよ。

あれだけ授業に没頭してくれたら、カタカナがたくさん出てくる覚えにくい単元だって、難なく乗り越えることができるんだろうなって。

教師の立場からしても、思うわけです。

 

土曜の授業、相当疲れたんじゃないかなあ。

宿題タイムまでその集中をキープしたって、もうあっぱれとしか言えない。

出会えて本当によかったなあ。

 

生徒さんの長所を見つけるのが楽しい

今回の生徒さんは、事前のお話では「勉強が嫌い」ということでした。

でも、授業が始まってみれば、勉強に関するとんでもない長所をお持ちだということがわかりました。

 

あの「高い勉強姿勢」は誰もが持っているものじゃない。

自分の素晴らしい誇るべき長所として、これからも大切にしてもらいたいなと思いました。

 

集団塾に勤めていたころも、生徒さん一人ひとりを細かく見るよう常に努めてはいましたが、個別指導となるともう別次元の世界になりますね。

一対一で関わる時間をまとまって確保することができるから、その子の得意・不得意をより素早く、より細かく見つけることができるようになったと思います。

 

1人目の生徒さんは、「なるほど、そういうことなんだ!」と自分で気づいた時の爆発力がすさまじい子。

自分でしっかり納得した時の腑に落ち具合が、とんでもなく深い。

知識を並べてただ教え込むような授業よりも、本人に考えさせ、導いていく授業のほうが、彼の学力向上には合っていると思います。

 

2人目の生徒さんは、自ら疑問点をどんどん見つけ出し、それをすぐに教師に尋ねることのできる子。

3分に1回くらいのペースで質問が飛んでくるので、授業はほぼ彼女との対話で進んでいきます。

筋道通りに進める授業よりも、彼女の質問の中から糸口を見つけ出し、会話の流れを保ちながら次の項目に移るやり方が適しています。

 

保護者の方は、普段我が子以外の子どもを見る機会が少ないので、その長所になかなか気づきにくいというところもあると思います。

「⚪︎⚪︎くん(⚪︎⚪︎ちゃん)には勉強に関するこんな長所がありますよ!すんばらしいですね!!!」というのを、生徒さん・保護者さまと共有して、みんなで喜ぶことができるというのも、この「とまと塾」のよさかもしれません。

 

「ちょっとちょっと、聞いて!!!

あなた、こんないいところ持ってるんだけど!!!

最高すぎない!?!?」

というのを、今後も叫び続けていきたいと思います。笑

 

おわりに

今回はかなりの長文になってしまいました。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

 

そういえば大学生のとき、個別指導のアルバイトで担当した小6の女の子に、こんなことを言われました。

「先生ってな、今まで出来なかった問題を⚪︎⚪︎が正解した時、⚪︎⚪︎よりも喜んで、⚪︎⚪︎よりも嬉しそうにするよな。それが毎回、すごく嬉しかってん」

遅めの小6夏から個別塾に通って、見事、私立中高一貫校に合格した生徒です。

当時、算数と理科を担当していて、特殊算が2つ絡んだ問題を彼女が解き切ったとき、私が狂ったように喜んだんです。笑

 

たぶん、生徒と同じ目線で悩んで、生徒と同じ目線で喜ぶことができるのも、私の強みの一つだと思います。

「なんだこのテンションの高い人は!!!」と思われてしまうかもしれませんが笑、序盤はきちんと抑えめにして、慣れてきたらギアを上げていく授業にしていますので、ご安心ください。笑

 

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この授業を行なった日は、ほかに顔合わせを2件行いました。

どちらも授業実施に向けて、現在調整中です。

気になった方は、お気軽にご連絡くださいねー!

 

追記:授業の感想記事をいただきました!

後日改めて授業の感想記事をいただいたので、ご紹介させていただきます。

www.kikoricafe.com

ありがとうございました!!!