こんにちは。
2歳の息子とワイワイやってる「とまと」と申します。
幼児教育とやらの世界をチラ見してみました。
すごい世界でした。
※こんなタイトルですが、幼児教育(早期教育?)のことはほとんど語っていません。注意!
もくじ
幼児教育ってすごいな
私は田舎で育ちました。
どれくらい田舎かっていうと、中学生になった時に初めてコンビニ(徒歩20分)が出来て、初めてバス(手を挙げたら自由に降車できる)が走り出したくらい田舎です。
小学生のとき、放課後の学校で野犬に追いかけられて、泣きながら仮設トイレに逃げ延び日が暮れるまで震えていたり、
帰宅目前で家の前に自分と同じサイズのワシだかタカだかがいて震え上がり、茂みからじっと立ち去るのを待ってみたりした経験があるくらい、田舎育ちです。
また、この世の中非常に珍しい話ではありますが、反勉強思想の母の元で育ったこともあり、小6になるまで勉強系は学校の宿題以外なーんにもしていませんでした。
帰宅後、高速で宿題!
以降、遊ぶ!!!
夕方までに家事(洗い物、炊飯、洗濯物の取り込み&片付け、風呂掃除、リビングの片付け)!!!
な生活でした。
小4の時の担任の先生が家庭訪問で、
「この子の集中力は飛び抜けている!今から、何か他の勉強もさせてあげてください!きっとすごいことになりますよ!!!」
と熱く語ってくださったことがきっかけで、ドリルを2冊ほど買ってもらったこともあるんですが、
子ども自身が選んだものということもあってか内容が簡単すぎたため、ただやり進めるだけになってしまい早々に終えてしまいました。
ドリルを買う母がものすごく嫌そうな顔をしていたのを、よく覚えています。笑
京大に受かった時も、この先生のエピソードを色濃く覚えていたので、
「〇〇先生に、京大受かったよって、報告してみようかな」と母に言ってみたところ、
「今さら?何?自慢?」
と吐き捨てられたので、何も伝えられていません。笑
私は昔担当した生徒が今の生活を伝えてくれたら、飛び上がるくらい嬉しいけどなー。
人によるのかな。
当時の先生、ありがとう。
すんごく嬉しかったし、自信になりました。
宿題多いのに誰からも好かれる、本当にいい先生だった。
さてかなり前置きが長くなってしまいましたが、こんな感じでそこそこの田舎育ちだったことと、母が今どき珍しい反勉強思想だったこともあり、小学校6年生になるまで、勉強というものにはほとんど関わらずに生きてきました。
小学校に上がるまでひらがな書けなかったですしね。
幼稚園でお手紙を書いているお友達を見て「まじかっけえ!!!」ってなったのもよく覚えています。
そんな私だから、幼児教育の世界なんて全く知らなくて、今日ふとしたことから調べてみたんですけど、目ん玉吹っ飛ぶレベルで驚きました。
世の中には、とんでもない世界があるのだな、と…!!!
幼少期から、脳を鍛える?暗記力を高める?ために、アレコレやってる世界があるんですね。
都会まじはんぱねえと思いました。
私が幼稚園で泥団子を必死にピカピカにしていたころ、都会のキッズたちは脳を鍛えていたわけですね…!
ひえー!
少し話はズレますけど、私、大学時代に個別指導塾で夫と出会ったとき、二桁引く二桁を筆算していて引かれたんですよね。
「京大理系でそんな人間、いるんや…!?」
って。
私の中学受験は田舎の中学受験だったので勉強はそんなにやってなくて、本当にその世界を知ったのは就職してからでした。
高校受験と大学受験、どっちを担当しようかなーなんてウキウキしながら入社したら、内定者研修会を見学しに来た小学部の偉い人に「なんかめっちゃ小学生向きの授業やるやつおるやん!!!!」って目をつけられて、新卒で即小学部配属の超異例辞令を頂戴しました。
鶴亀算ってなんぞや状態で辞令をもらってしまったので、そこから文字通り寝る間も惜しんで死ぬ気で勉強しました。
GWごろには、視神経はテキストの文字を捉えているというのに脳は全く反応してくれないという、目は文字を捉えられているんだけどその意味は全く頭に入ってこないというちょっとヤバイ事態にも陥りました。
これだから全国展開してない塾は!!!
無理させやがって!!!!!
で、そこで日本でも超有数のスーパーキッズたちに触れることになるわけですけど…彼らが本当にすごかった。
計算スピードでは一切勝てない。
ていうか、勝てるとか勝てないとかいうレベルじゃない。
たぶん土俵にも立ててない。
意味がわからない速度で答えを導いていく。
今思えば、あの子たちは幼少期から色々鍛え上げてきた子たちなんだろうなーと。
幼児教育を経験してきた猛者キッズたちの、成長した姿なんだろうな。
もう一つついでに話がズレるんですけど、結婚式の二次会で、初めて話す夫友人の返答に度肝を抜かれたこともありました。
なにやら彼は二進数が好きとかで、周りの女の子たちがすごーい!って言って盛り上がってたんですね。
それを見て、私も同じくすごーい!って言ったら、
「え?きみは京大卒やろ?二進数なんか、見た瞬間に変換できるやろ?」
って言われましてね…
こ、これも、もしや幼児教育の…!?
じゃあ我が家は
で、そんな情報を色々眺めていたら、我が家は幼児教育とか早期教育なるものを、全然やってないんだなーと。
都道府県パズルを買ったのは、都道府県がそれぞれどこに位置しているかわかったら、ニュースがより身近に感じられて楽しくなるだろうなーと思ったからで、
日々ふとした瞬間に理科のアレコレを散りばめるのも、それを知ったら世界の見え方が少し変わって前より光り輝いて見えるんじゃないかなーと思うからで、
脳を活性化とか、考えてなかったです。
これをあらかじめ知っていたら、今後の長い人生、何かしら得になるんじゃなかろうか!?というものを取り入れていただけでした。
あいさつの練習とか、お片付けの練習の延長線上に、都道府県と理科がある感覚でした。
で、軽くですが、色々見てみた結果、我が家はいったんこのままでいいかなーと思います。
瞬時に答えが浮かび上がるのは非常に大きなメリットだけど、アレコレ悩んで考え抜くのも、なかなか捨てたもんじゃないと思うんですよね。
小学生のとき、そろばんっ子たちにどれだけ頑張っても百ます計算で勝てなかったけど、それでそろばんに行きたいとは思わなかったなあ。
毎回全力で戦いに行って、毎回コテンパンに負けてたっけなあ。
性格的にもケアレスミスとはなかなか縁が切れなかった私だったけど、「ミスが多いなら、時間内に二周解いたらいいじゃない」の精神で大学受験までやりきったし、そういう経験が、塾の講師にも生きたと思う。
ぱっと正確無比な計算が出来ることもかっこいいけど、もし私がそうだったら、ケアレスミスの多い子に寄り添って、あの手この手の改善法を授けることは出来なかったと思う。
「先生は、自分で開けたドアに自分を挟んだ経験があるくらい、うっかりをやらかす人間や!そんな人間が、なんで計算でミスが少ないと思う!?それはねー!?」の、圧倒的説得力たるや。
まじかよ、先生!?やばいな!?って、聞きたくなりますもんね。
バイトしてた時、多かったですよ。
「なんでわからないのかがわからないから、これ以上何を説明したらいいのかわからない」って言ってる天才肌京大生。
通常、1、2、3、…、10と説明するところを、1、10って説明しちゃうんですよね、賢すぎて。
彼らにとって、1から10に飛ぶのは自明の理であって、説明するまでもないわかりきった話だってことなんです、恐ろしい。
まあ夫もそっちタイプなんですけど。笑
そろばん習ってなかったのにね!!!!!
天才肌こわい!!!!!
計算のスピードを武器として鍛えるのは一つの戦略で、あえてそうしないのも、また一つの戦略かなと思います。
たぶん、うちはそろばんはやらないです。
本人が希望しない限り。
頭使って計算してほしいかなと思います。
私みたいに、小学校1年生のときに配られた、黄色い小さなタイルを思い浮かべてほしい。
5つそろったら、大きなタイルに交換!とか、そういうのを頭の中でやってほしい。笑
ただゴリゴリの中学受験をするなら、計算は早く正確であるほど有利なのは事実で、そこは親の判断かなーと思います。
塾で働いていて、そろばんやってたって聞いたら「おっ!計算は早くて正確なタイプ!?最高だな!!!」ってなりますしね。笑
あと単純に、計算が高速かつ正確なのは、かっこいいですよね!!!!!!!
おわりに
なんだか長々色々と書いてしまいました。
正直noteから少し遠のいていたのもあって、私みたいな凡夫が皆様に届けられる有益な情報なんて果たして持っているのだろうか…なんてマイナスに考えてしまうこともあったんですが、
幼児教育について語り合うママさん方のコメントを見ていると、みなさんとにかく多角的な情報を欲していること気づいて、
それなら、中学、高校、大学のすべての受験を経験していて、かつ中学受験の世界でブイブイ言わせていた私の考えは、結構貴重で求めてる方もいらっしゃるかもしれない!と、少しだけ前向きになれました。
noteは今後も更新していきますが、それが絶対の答えではなくて、関西のどこかに住んでいるイチ元講師のイチ意見として捉えてもらえると嬉しいです。
当たり前なんですけど。笑
今日、noteのアプリから「おい!はよせな、4ヶ月連続更新が途絶えてしまうぞ!?」とせっつかれたので、来週中には書き上げたいと思います。
悩みに悩んで、書いては消し書いては消しって、しすぎなんですよ!
結果出せ、結果〜!!!
※更新前に改めて調べてみたら、幼児教育=スーパー脳活性教育、なわけでもないようです。
あいさつの練習も、幼児教育らしい。
じゃあ私、幼児教育してるわ〜!