こんにちは。
2歳の息子とワイワイやってる「とまと」と申します。
今日は料理しながら号泣してしまいました…!
もくじ
ドラマ「俺の家の話」を見て、料理中に大号泣
料理中や洗い物中は、アマプラでドラマやアニメを見ることが多いです。
最近は高評価に惹かれ、長瀬智也さん主演の「俺の家の話」を見始めました。
今回の話は、このドラマ第4話のネタバレになってしまうので、「いつか見ようと思ってたんだよー!」という方は、残念ですが今日はここまででブラウザバックしていただけると助かります。
このドラマは、伝統芸能一家の長男に生まれた主人公が、人間国宝にも認められた自分の父を介護する…という話なのですが(かなりざっくり)、今回私が泣いたのは、主人公やその父に関してではなくて、主人公の甥(高校生)とその母(主人公の妹)の小さな会話についてです。
人間国宝の孫だからということで、別段得意というわけでも好きというわけでもないけど、ずっと続けてきた能の稽古。
最近、小学生のいとこが稽古に参加し始め、その適性の高さと能への関心の高さに引け目を感じていた高校生のダイス。
あまり気乗りがしないまま、発表会(という言い方でいいのか…)当日を迎える。
「ほら、袴曲がってる」と言って裾を整えてくれる母に対し、「どうせ今日はみんなヒデオ(いとこ)しか見てねえよ」という言葉を吐き捨てる息子。
それに対する母の返しは、
「何言ってんの。母さん、どんなときだってダイスのことしか見てないんだよ」
はい、号泣ーーーー!!
涙がとまりませんーーーーー!!!!
溢れ出る、大粒の涙ーーー!!!
さっき玉ねぎを切ったときより、多めに出ておりますーーー!!!
これを夫に報告したら、
「いや、泣くとこ普通の人とちがう…」
って言われたんですけど、いやいや、普通の人でも、結構ぐっと来る場面だと思うんですよね。
ただ確かに、
「私も言われたかった、その言葉ーーー!!!」
とは思いましたけど。
でも数年前とは違って、苦しくなることは一切なく、むしろ心の奥がぼうっと暖かくなって、自分の過去までも救われたような感覚になりました。
私も前に進んでいるんだなあ。
「私は、母親に自分のことを見てもらいたかったんだなあ」ということを、ここ数年でやっと認めることができるようになりました。
今は全く思わないけど、昔はそうだったんだなあと、大人になった自分が、子供のころの自分を少し客観的に見ることができるようになったというか。
話を戻しますが、このエピソード、泣き所アリアリだと思いません?
まず、息子!!!
母親から欲しくて欲しくてたまらなかった言葉を、しっかり真正面からもらうことができて、本当に良かったねえ…!
自分のほうが能力が劣るからと、引け目を感じて自己否定して、悩みに悩んでいたところに、しっかりと愛を注ぎ込んでもらえて、本当によかったねえ…!
能を辞めたら、母は自分に関心がなくなるんじゃないか、みたいな葛藤もあったと思うんですよ(妄想)
そこに、「あなたはあなたのままでいい、いつも見てるよ」と肯定してもらえたことで、能に縛られず、自由に自分の好きなことへ向かっていくことができるようになって。
本当によかったねえーーーー!!!
次に、親子関係!!!
息子が、母にポロリと弱音を吐けるような親子関係がすでに構築されていたことへの感動!!!
今まで歩んできた母と子の歴史を思うと、涙がまた溢れてとまらなく…!
この子もうちの息子のような幼児期があって、きっと母親として上手くいかないなと悩むこともありながら、それでも子に真摯に向き合ってきたからこその、この親子関係!!!(完全な妄想)
泣けるーーーー!!!
お母さん、アンタ最高だよーーーー!!!
子育てお疲れ様だよーーー!!!
息子は最高の息子に育ってるよーーー!!!
今までたくさん悩んで頑張ってきてよかったね、辛いこともあったかもしれないけど、息子は母を信頼して、助けを求めてきたんだよ!!!
思春期の息子が助けを求める先に母親を選ぶって、よっぽどだよーーー!!!
そして息子、そんな最後の砦として、母がどっしり構えていてくれて、本当によかったねー!!!
これから何か不安なことがあっても、自分をしっかり見てくれている人が確実に一人いるとわかっているだけで、乗り越えられる壁がひとつふたつ増えるよね…!
今回は今後の人生の選択にさえも大きな影響を与えるような、忘れられない出来事になったね!!!
…まあ後半は、「その感想はあなたの生い立ちによるところが大きいのでは…」と思われてしまうかもしれないんですけど、でも、やっぱり泣けません?
子供のことについてあれやこれやと悩でいるブログを見かけるたび、いいお母さんだあ…の感想を持ちまくる私でした。
私も、息子にとって、自信や安心感の源泉のような存在になれたらなあと思いました。
お母さん、息子を見てる、見てるよ!
失敗してもいいんだよ、いろんなことに挑戦して、息子が自分の幸せを見つけられるなら、それでいいんだよー!!!
自分の失敗を認めたくない2歳息子、少し変わってきたような気がします
すでにだいぶ長々書いてしまったんですが、これに関連して書き留めておきたい息子の小話がありますので、もう少しだけお付き合いくださいませ。
少し前まで、息子は自分の失敗に軽い癇癪(?)のようなものを起こしていました。
たとえば、コップに入れた牛乳を少しうっかりこぼしてしまったら、嫌になって全部バッシャーとこぼしてしまうのです。
スプーンにちょうどいい量のごはんを乗せることができなければ、すべてを床に放り投げてしまうこともありました。
自分が失敗したことが許せず、失敗した現場を消し去りたいがゆえの行動のように見えました。
少し調べたら、この時期の子供にはよくあることらしく、「いろいろなことができるようになる自分」がわかるにつれて、「できない自分」が許せなくなるのだそう。
失敗を恐れて「お母さんがやって」と言い出すことも増え、これはまずいと感じていました。
それから、
「失敗は何も悪いことじゃない。たくさん挑戦して、たくさん失敗して、そうしてうまくなっていくんだよ。たくさん失敗していいんだよ」
「うっかりこぼしちゃったのは、悪いことじゃないよ、大丈夫。でも、そのあとわざと全部こぼしたのは、よくなかったね。牛乳は大事にしないといけないから。あと、掃除が大変だからお母さんがとても悲しい気持ちになるよ(超本音)次はうっかり失敗してもこぼさないようにしようね。どうしてもこぼしたくなったら、お母さんにコップをどうぞしてね」
ということを、こぼすたびに伝え、
昼寝前のスキンシップタイムには、いつも言ってる
「お母さんは、息子がだいすき~」
に加え、
「いろんなことに挑戦する息子がだいすき、失敗しちゃう息子もだいすき、パズルしてる息子もだいすき、絵本読んでる息子もだいすき、ごはん食べてる息子もだいすき~」
と、とにかく「どんな状態でも、息子は大好きだよ!!!」と伝えるようにしてみました。
「大好き」と直接言葉で伝えまくることを、夫からは冗談で「何かの宗教のよう」と言われるんですが、言葉にして伝えられたからこそ深く実感できるものもあると思うんですよね。
そうしたら、それらが功を奏したのか、はたまた発達の関係でたまたま落ち着く時期に入ったのかはわかりませんが、ここ数日息子はまた自分で挑戦することが増え、失敗しても癇癪を起さなくなりました。
「失敗しても、大丈夫。そこからまた考えて動けばいいだけ。大丈夫」
と言い続けたのが少しでも響いたなら、嬉しいことだなあと思います。
おわりに
ささ、三千字も書いてしまいました…
調子に乗ってしまいました。
ここまでお付き合いくださったみなさん、本当にありがとうございます。
日々いろんなことで悩む毎日ですが、過去のことで悩む時間は以前に比べると激減しました。
「過去は変えられないけど、今と未来なら変えられる。ひとのことは変えられないけど、自分のことなら変えられる」
それを忘れずに、明日も頑張っていきたいと思います!
「俺の家の話」、続きが気になるー!!!
▽「結婚できない男」についても昔少し語ってました▽
ドラマって、日常を色鮮やかにするから、いいな。
漫画ばっか読んでないで、ドラマや映画も見るようにしようかな。
ところで、ゴールデンカムイの新刊はしびれましたね。
鯉登少尉ーーー!!!