まいにちきろくノート

まいにちきろくノート

気になったことをきろくしていきます。

この仕事を始める前、密かに抱いていた私の野望。どうやら叶っていたようです。

退職しました。

あと数日で妊娠34週に突入する妊婦です。

職場は変わりつつも10年続けたこの仕事。

なかなかに感慨深いです。

 

…感慨深すぎて、深夜3時に目を覚ましてから今この瞬間までずっと眠れない状態が続いています。

思い入れが強すぎるのも考えものだなと思います。

 

 

私がしていたのは塾の講師です。

ありがたいことに、直接感謝されることの多いこの仕事。

「○○先生、大好き!」

「授業楽しかった!」

「成績めっちゃ上がった!」

「出会えてよかった!」

「担当してくれてありがとう!」

こういう言葉は、これまたありがたいことに、この10年間毎年いただいてきました。

でも今年、退職するにあたって初めて言われた言葉があるんです。

 

「○○先生、必ずまた先生として戻ってきてください」

これは、生徒からも保護者の方からもいただきました。

私が教師として再び戻ることができたとしても、それは数年後の話。

今年担当した生徒や保護者の方には直接的な影響は何もありません。

それなのに、こんな言葉をかけていただけるなんて。

退職する教師に対する常套句なのかもしれませんが、とても嬉しかったです。

 

さらに、初めて言われた言葉で、なおかつ胸に刺さった言葉があります。

お手紙に書いてあった一文なんですが。

「これからも先生を続けて、もっとたくさんの人に自信をあげてください」

私はこの一文を、生涯忘れられそうにありません。

 

学校の先生ではなく塾の講師を選んだ理由のひとつに、「勉強の楽しさを多くの子どもたちに伝えたい。自分だってやればできるんだ!ということを気づかせてあげたい」というのがありました。

数ある理由の中でも1番強い理由がこれ。

就職活動の面接でも、これを軸に話をしたほどです。

 

なので、この一文を読んだとき、本当に驚きました。

私がやりたいと強く願ったことは、少なくともこの子にはできていたんだと。

しかも、知らない人たちにもその恩恵を受けて欲しいと強く願ってもらえるほど、伝わっていたんだと。

強い衝撃ののちに、じんわりと心が温かくなっていくのを感じました。

そうか、しっかりと伝わっていたんやね。

先生は嬉しいです。

 

 

今さらだけど、小学校生活の半分をずっと共に過ごしてきたってよく考えたらすごいことだ。

彼らの人生の4分の1を共にしたんだなあ。

全力でやってきて、よかった。

今後の勉強スケジュールの指示も、勉強の進め方も全て伝え切ったので後悔はないです。

 

 

さて、お腹にいる我が息子よ。

学習プログラム的にキリのいいこのタイミングまで、一度も穴を開けることなく授業させてくれて本当にありがとう。

つわりもお腹の張りもあったけど、でもなんとかなったよ。

ありがとう。

 

そして当然のことながら、支えてくれた夫には感謝してもしきれません。

これは長くなるのでまた後日。

 

 

燃え尽き症候群にならないよう、12月からは意欲的に過ごさねば!

新しい人生がスタートだ。