夫はサッカーとゲームが趣味だ。
小学校低学年のころからずっとサッカーをやっていて、今も会社のサッカー活動に参加している。
たまにふらりとフットサルに出かけたりもする。
一方、私は夫と付き合うまでサッカーに微塵も興味がなかった。
両親が熱狂的な某野球チームのファンで、弟も野球少年だったため、スポーツといえば野球!というイメージだった。
家から車で片道1時間半以上もかかるのに、何度も球場へ連れていかれた。
熱中症になれば日陰を探し、子供一人で休まされた。
そんなだから、私は特に熱狂的なファンにはならなかった。
ただ、野球の知識はそこそこあったものの、サッカーの知識は皆無と言っていいほどだった。
「メッシ??それはどこのチームですか?」
結婚前はそのレベルだった私。
今ではまあ驚くほどの成長を見せている。
一番の原因は、「ウイイレ」だと思う。
私が仕事から帰ると、夫は必ずウイイレをしていた。
このゲーム、試合をしていると、ちゃんとその状況に応じて実況さんがしゃべってくれるのだ。
誰かがゴールを決めた時なんか、ゴールを決めた選手を本番の試合ばりに叫んでくれる。
私は学習するのだ。
耳で聞き、画面で名前を見、記憶する。
今ではこうだ。
何ならこんな日もある。
やべっちFCは毎週欠かさず見ているし(夫が録画したのを一緒に見ている)、サッカーの試合があればそれも一緒に見る。
そんなわけで、昨日も日本代表の試合を見ていた。
私「あれまー、外しちゃったな、残念」
夫「おれだったら間違いなく決めてたな」
私「そやね、夫くんを招集せんかった監督が悪いわ」
夫「呼ばれる準備はできてたんやけどなー」
この会話は代表戦を見るたびしている気がする。
2回目は「ぷう♪」じゃなくて「ぷうぷう♪」だったのに、完璧にハモった私たち。
これが結婚4年目の力である。
夫「おれらたぶん、めっちゃ仲良いよな」
私「たぶんな」
仕事も楽しいけど、家もだいぶ楽しい。